インターナショナル新書<br> 今こそ読みたいガルブレイス

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インターナショナル新書
今こそ読みたいガルブレイス

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680669
  • NDC分類 331.253
  • Cコード C0233

出版社内容情報

新型コロナウイルス禍がもたらす経済停滞、主要IT企業による世界支配、
米中を軸にした新冷戦、一強状態の政治……
新不確実性の時代の今こそガルブレイスの「異端の経済学」を!!
1970年代、アメリカの経済学者、ジョン・ケネス・ガルブレイス(1908~2006年)が書いた『不確実性の時代』は世界的なベストセラーとなった。
とりわけ日本で大きな人気を博したこの本は、恐慌、冷戦、大企業・多国籍企業による支配、貧困問題などを根拠に当時を「不確実性の時代」として定義した。
数十年が経った今も、これらの問題には解決策が見出されず、深刻さを増すばかりである。
『不確実性の時代』同様の性格をもつガルブレイスの他の著書『満足の文化』『ゆたかな社会』『新しい産業国家』なども丹念に読み解き、現代の難問へのヒントを見つける。
「新不確実性の時代」とも言える今こそ、ガルブレイスを読みたい。

ガルブレイスの経済学が現代に有効な理由
●1970年代からのガルブレイスによる環境問題への指摘から新型コロナウイルス禍を考える
●多国籍企業やグローバリズムを定義する際の「経済の公共目的」という視点から巨大IT企業の存在をとらえる
●ピケティ、スティグリッツ、クルーグマンらスター経済学者にも流れ込むその経済思想から、バブルや格差などの問題を理解する
●女性の解放、国家の解放、信条の解放/現代にも通じる「三つの解放」の重要性を認識する

目次から
序章 ガルブレイスはなぜあれほど人気があったのか?
第1章 揺らぐ「拮抗力」
第2章 誤解された『ゆたかな社会』
第3章 大企業体制の光と影
第4章 「公共国家」は実現しうるか
第5章 軍産複合体の脅威
第6章 「満足の文化」への警鐘
第7章 『バブルの物語』の教訓
終章 甦るガルブレイス

【著者略歴】
根井雅弘(ねいまさひろ) 経済学者。京都大学大学院経済学研究科教授。一九六二年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済研究科博士課程修了(経済学博士)。専門は経済学史。
『ケインズを読み直す』(白水社)、『経済を読む ケネーからピケティまで』(日本経済評論社)、『20世紀をつくった経済学』(ちくまプリマー新書)、『現代経済思想史講義』(人文書院)、『資本主義はいかに衰退するのか』(NHK出版)など著書多数。

内容説明

一九七〇年代、アメリカの経済学者、ジョン・ケネス・ガルブレイス(一九〇八~二〇〇六年)の著書『不確実性の時代』が世界的なベストセラーになった。とりわけ日本で大きな人気を博したこの本は、恐慌、冷戦、大企業・多国籍企業による支配、貧困、環境破壊など現代に通じる難問を取り上げていた。同様の性格をもつ『満足の文化』『ゆたかな社会』『新しい産業国家』など他の著書をも丹念に読み解き、現代の難問と未来へのヒントを見つける。

目次

序章 ガルブレイスはなぜあれほど人気があったのか
第1章 揺らぐ「拮抗力」
第2章 誤解された『ゆたかな社会』
第3章 大企業体制の光と影
第4章 「公共国家」は実現しうるか
第5章 軍産複合体の脅威
第6章 「満足の文化」への警鐘
第7章 『バブルの物語』の教訓
終章 甦るガルブレイス

著者等紹介

根井雅弘[ネイマサヒロ]
経済学者。京都大学大学院経済学研究科教授。1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。専門は現代経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐藤一臣

8
経済学書は難しい。1950年代のアメリカは物質上の豊かさを誰もが享受できた幸せな時代だったようだ。日本の場合だと1960年代の高度成長期かな。国家のGDP成長率を指針とする政治運営は「新しい階級」の登場によって変わるようだ。新しい階級とは仕事に金ではなく優越感を持つ者だそうだ。この階級は世襲されると言うが、それは遺伝の垂直移動だけを見ているのだろう。生物の進化はそれだけではなく水平移動が大きな影響を与えているはず。大企業の計画化体制依存が問題と論じているが、まさに新しい階級がそれを変えるのではないかな2022/07/08

K

3
時間を空けて読んでいたので中身に関してはうろ覚え甚だしい。「バブルの物語」を読む上で前知識は欲しいと思ったので読んでみたが、「金融に関する記憶は極度に短い」の一言で全て答えが出てしまった。2025/02/24

Kooya

3
制度派経済学者・ガルブレイスの思想を解説した本。『ゆたかな社会』をはじめ現代社会に深い洞察を与えた著作の内容を適宜引用しながら、リベラリズムを信奉した彼の足跡を辿っていく。消費欲望を満足させる過程自体が消費欲望を生み出す事象を「依存効果」と定義し、その弊害を指摘したことは、ブランド品等を頻繁に購入(注:本当に心の底から欲しいとは限らない)し、それを保有している自分自身に優越感を抱く見栄っ張りな人間の存在を踏まえると、全面的に共感できる。(コメント欄へ続く)2023/10/15

デンプシー

3
経済学者らしからぬ経済学者であるガルブレイスの考えは、刺激的だった。特に印象に残ったのは二点。①彼は広告が社会的アンバランス(民間と公的部門の資源配分の不均衡)を生み、環境問題を始めとする社会問題を引き起こすと考えたが、これには共感できる。②彼の「満足せる多数派」の話はオルテガの「大衆」に通じる部分があって面白かった。ただ現在は、「満足に与れない人々」ではなく「満足できなくなった人々」が「暴力的反応」を(は言い過ぎかもしれないが、トランプ現象)招来した印象があり、この点では少し時代が進んだと言えよう。2022/11/17

Iwata Kentaro

3
門外漢なので、読了するのにとても時間がかかってしまった。後半はわりと楽しく読めたが前半の中身を完全に失念するレベル。再読必須。著者の根井雅弘の本は初めてだが文体が敬愛する森嶋通夫に似ていて楽しかった(どなたにも失礼になっていないことを願う汗)。2022/02/09

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