インターナショナル新書<br> 縄文探検隊の記録

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インターナショナル新書
縄文探検隊の記録

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680324
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0221

出版社内容情報

一万年も続いた縄文時代。日本列島に住んでいた祖先たちはどのような生活を送り、
どんな精神文化を築いていたのか。
日本の神々のルーツを縄文に求める作家と、
縄文は真の理想郷だったと断言する考古学者が、縄文世界を探検する。
遺跡・遺物から推測する縄文人の暮らし、空海の密教と縄文の神々との関係、
古代日本に渡来した人々の正体など、縄文研究の最先端を紹介。
縄文人が高度な知識と文明をもっていたことが解き明かされる。

人類学者・中沢新一氏推薦!
「日本の考古学は新しいステージに入っている。モノの実証研究の成果を土台に、
新しい心の科学としての考古学へと、進化をとげはじめている。
縄文人の心を内側から観察する。そのためには事実に根ざした想像力が必要だ。
作家のヴィジョンと考古学者の科学心の出会いを実現した本書によって、
考古学の進化は加速されるにちがいない。」

【目次より抜粋】
まえがき 現代に息づく縄文 岡村道雄

第一章 日本人の食の源流
石皿とすり石の謎/合理的だった縄文の寄せ鍋/釣りは非効率な食料調達技術 ほか

第二章 住まいとコミュニティー
定住を補佐したサケ/土蜘蛛とは竪穴住居の住人/日本の家族制度の原型 ほか

第三章 翡翠の道をたどる
激しい地殻変動の置き土産/ギブ・アンド・ギブの精神/情報をもたらす漂白の人々 ほか

第四章 土偶と諏訪信仰
女性を象徴した神像/縄文のビーナスと仮面の女神の意味/集落の拡大と消滅 ほか

第五章 生命の木「クリ」
クリは主要な食料/林業の起源/縄文人と共生的な関係を結ぶ ほか

第六章 漆文化のルーツ
日本列島の漆製品は世界最古/人間が管理しないと枯れてしまう/漆の技術はどこから? ほか

第七章 天然の接着剤「アスファルト」
アスファルトの産出地/説明できなくなった土偶破壊説/次々と明らかになる小さな謎 ほか

第八章 縄文の神々
空海が見ていた神の姿/弥生人は誰だったのか/遺伝子を使った考古学的アプローチ ほか
あとがき 縄文小説宣言 夢枕 獏

【著者略歴】
夢枕 獏(ゆめまくら ばく) 小説家。1951年、神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。77年作家デビュー。
以後、『キマイラ』『サイコダイバー』『闇狩り師』『陰陽師』などの人気シリーズ作品を発表。受賞歴多数。

岡村道雄(おかむら みちお) 考古学者。1948年、新潟県生まれ。奥松島縄文村歴史資料館名誉館長、奈良文化財研究所名誉研究員。
東北大学大学院史学専攻修了。宮城県東北歴

夢枕 獏[ユメマクラ バク]
著・文・その他

岡村 道雄[オカムラ ミチオ]
著・文・その他

かくま つとむ[カクマ ツトム]
編集

内容説明

一万年も続いた縄文時代。日本列島に住んでいた祖先たちはどのような生活を送り、どんな精神文化を築いていたのか。日本の神々のルーツを縄文に求める作家と、縄文は真の理想郷だったと断言する考古学者が、縄文世界を探検する。遺跡・遺物の最新情報から推論する合理的で豊かな暮らし、空海の密教と縄文の神々の関係、古代日本に渡来した人々の正体など、縄文研究の最先端を紹介。縄文人が高度な知識と文明をもっていたことが解き明かされる。

目次

第1章 日本人の食の源流
第2章 住まいとコミュニティー
第3章 翡翠の道をたどる
第4章 土偶と諏訪信仰
第5章 生命の木「クリ」
第6章 漆文化のルーツ
第7章 天然の接着剤「アスファルト」
第8章 縄文の神々

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
小説家。1951年、神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。77年作家デビュー。受賞歴多数

岡村道雄[オカムラミチオ]
考古学者。1948年、新潟県生まれ。奥松島縄文村歴史資料館名誉館長、奈良文化財研究所名誉研究員。東北大学大学院史学専攻修了。宮城県東北歴史資料館、文化庁、奈良文化財研究所などで勤務

かくまつとむ[カクマツトム]
アウトドアライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

280
小説家・夢枕獏と考古学者・岡村道雄が、縄文世界を探検。「日本料理の源流は縄文の寄せ鍋にあり」など、初心者にも興味が湧くような構成になっている。栗の木は”スーパーツリー”。サツマイモの1.3倍のカロリーを持ち、不作リスクも少ない、という。縄文人にとって栗は「神のような位置づけ」で、正月に栗きんとんを食べるのは、その名残り、という指摘も面白かった。2021/11/19

starbro

173
夢枕 獏は、新作中心に読んでいる作家です。著者がこんなにも縄文時代に興味を持っているとは思いませんでした。縄文人は鍋料理を食べていたり、漆やアスファルトを使っていたりと驚きの連続です。著者は今年縄文小説を出す予定のようなので、大変楽しみしています。2019/01/17

榊原 香織

68
4時間働くだけで、楽に暮らせる  縄文時代はもしかしたら、楽園的生活だったかもしれない。 あのデザイン性に富んだ火炎土器、実際に煮炊きに使ってたらしい。 翡翠や黒曜石を持って日本中を歩いていた”渡り”がいたのでは、と獏さんは夢想する。そういう男が各地で神々に会う縄文の物語、ぜひ書いて欲しい2021/11/18

ダミアン4号

66
縄文の人々は“寄せ鍋”を食べていた!竪穴式住居の屋根は茅葺じゃなくて“土”屋根!狩猟採取がメイン×栽培収穫の生活◎(しかも労働時間4時間/日?)!もしかすると漆製品は世界最古かも等々…学校で教わっていた縄文の生活様式=イメージが大きく変わりました。夢枕獏、岡村道雄(考古学者)両氏の対談形式で紹介される内容には「ふむふむなるほど~」と頷く事ばかり…特に土偶に対するアプローチ!譽田さんの著書を読んだり博物館で実物を見てきて感じていた事なのですが「“壊した”んじゃなく“壊れちゃった”んだよね~」と一人納得(笑)2019/01/28

アキ

51
めちゃくちゃ面白い。「縄文時代はいつ終わったのですか?」夢枕莫・「昭和30年頃です。」岡村道雄。ぶっとぶ答えと日本文化の大元はやはり縄文時代にあったのだと確信する!夢枕さんの縄文の神をテーマにする小説は今後すべからく読ませて頂きます。これからも新たな知見が次々出てくる予感がする。茅野市尖石縄文考古館・フォッサマグナミュージアムで縄文の文化に触れに行きたい。翡翠・黒曜石・漆・クリなどすべて約1万年ほどの歴史があるなんて!それにしても高度経済成長期に日本文化は一度断絶してるんですね。今になってよくわかります。2019/03/18

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