出版社内容情報
政府による報道への圧力は巧妙で、マスメディアの自主規制も過剰だ。これは国民をしつけるための周到な構造なのか。ネットの問題も含め、世に氾濫する間違った情報を読み解く。
内容説明
世界各国の「報道自由度」ランキングで日本は七二位(二〇一六年、一七年)。日本のジャーナリズムの現状に危機感を抱く著者は、政権による報道への圧力と、それ以上にメディア側の責務を放棄したかのような姿勢に原因があると指摘。その有り様は、国民をしつけるために巧妙に仕組まれているかのようだ。ネットで常態化する記事に見かせけた広告や保身に走るメディアの問題も浮き彫りにし、知る権利を守るために我々にできることを探る。
目次
第1章 「報道の自由度」で世界第七二位(下がり続ける「報道の自由度」ランキング;政府による報道への圧力とは? ほか)
第2章 功妙な戦略に乗せられるメディア(繰り返される安倍首相との会食・ゴルフ;改憲論議なしに改正内容へ ほか)
第3章 ネット社会の渦中で何を信じる?(既存メディアの断末魔;「ジャーナリストよ、起業家たれ!」 ほか)
第4章 あるべき姿への道(「番犬ジャーナリズム」とは何か;権力へのオネダリを取り下げよ ほか)
あとがきに代えて―生存のためのメディアリテラシー(プロはプロらしさを発揮しよう;選挙報道量が大幅に減っている ほか)
著者等紹介
斎藤貴男[サイトウタカオ]
ジャーナリスト。1958年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者などを経てフリーに。『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)で第三回いける本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
hk
jima
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oooともろー
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