はざまのわたし

個数:
電子版価格
¥2,079
  • 電子版あり

はざまのわたし

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月16日 21時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797674583
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

つねに私は「はざま」の中で葛藤し、苦しみつづけてきた──。
在日コリアンの家庭に生まれた小説家・深沢潮がつねに感じてきた違和感と劣等感の正体を、「食」を手がかりに解き明かしていく連作エッセイ。

【いとうあさこさん(タレント)も絶賛!】
「食べることは生きることであり、生きてきた軌跡の断片をこのエッセイに書いた」
私も人生の中で“食”がとても大切。だから“食”を思い出すと、そこに人生の話が勝手についてくる。それにしても深沢さんの見てきた、感じてきたことと私のそれはまったく違うはずなのに、共通点が多いのは中学高校の同窓生だから!?
「聖子ちゃんカット」「水銀の体温計を細工して熱あるふり」──「遺伝的にコレステロール値が高くなりやすい」まで似ている(笑)

【本書の目次より】
第一話 愛しのキムチ
第二話 珈琲を飲むとき
第三話 寿司におもう
第四話 カップ麺を食べ続ける
第五話 酒とともにうたう
第六話 嗚呼(ああ)、フライドチキン
第七話 肉をともに食べるひと
第八話 ゆで豚を前に
第九話 ベーグルにクリームチーズたっぷりで
第十話 手作り、のチョコレート
第十一話 ダイエットとの長い付き合い(前編)
第十二話 ダイエットとの長い付き合い(後編)
第十三話 ホテルでアフタヌーンティー(前編)
第十四話 ホテルでアフタヌーンティー(後編)
第十五話 サンドウィッチを片手で
第十六話 しめは、ヌルンジかお茶づけか

【著者略歴】
1966(昭和41)年、東京都生まれ。2012(平成24)年「金江のおばさん」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『縁を結うひと』(新潮文庫)を始め、『ひとかどの父へ』(朝日文庫)、『緑と赤』(小学館文庫)、『海を抱いて月に眠る』(文春文庫)のような在日の家族が抱える「答えの出ない問い」に向き合う作品や、現代女性の価値観に切り込む作品を次々と発表。既刊書には『かけらのかたち』(新潮文庫)、『乳房のくにで』(双葉文庫)、『私のアグアをさがして』(KADOKAWA)、などがある。
最新作『李の花が散っても』(朝日新聞出版)は李氏朝鮮最後の皇太子となった李垠と結婚した梨本宮家の長女・方子の運命を経糸にして、大正時代から戦後までの日韓関係の複雑な側面を描きだし、読書界の話題となった。

内容説明

作家・深沢潮、待望の自伝的エッセイついに刊行!「食」を手がかりにして描く、一人の女性の葛藤と成長の物語―。

目次

愛しのキムチ
珈琲を飲むとき
寿司におもう
カップ麺を食べ続ける
酒とともにうたう
嗚呼、フライドチキン
肉をともに食べるひと
ゆで豚を前に
ベーグルにクリームチーズたっぷりで
手作り、のチョコレート
ダイエットとの長い付き合い(前編)
ダイエットとの長い付き合い(後編)
ホテルでアフタヌーンティー(前編)
ホテルでアフタヌーンティー(後編)
サンドイッチを片手で
しめは、ヌルンジかお茶づけか

著者等紹介

深沢潮[フカザワウシオ]
1966(昭和41)年、東京都生まれ。2012(平成24)年、「金江のおばさん」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『縁を結うひと』(新潮文庫)をはじめ『ひとかどの父へ』(朝日文庫)、『緑と赤』(小学館文庫)、『海を抱いて月に眠る』(文春文庫)のような在日の家族が抱える“答えの出ない問い”に向き合う作品や、現代女性の価値観に切り込む作品を次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たっきー

12
帯には自伝的エッセイとある。在日コリアンとしての自身のアイデンティティの揺らぎがタイトルの「はざま」に表されている。韓国人であることを隠し、自信がもてなかったからこその犠牲と奉仕によって相手に好かれようとするところが男性との交際にも影をさす。また親からも厳しく服装から仕事にまで口を出され、自分を押し殺して生きていた様子が読んでいても苦しくなった。自分を曲げて生きるのは本当にしんどいだろう。まだ著者の小説は未読なので読んでみたい。2025/03/20

フロッグ

8
初読みの作家さん。帯に惹かれて読んだ。在日コリアンの複雑な感じが分かりやすく伝わってきた。「サンドイッチを片手で」では、子育て中の母親の大変さが目に浮かぶ。そこは日本も韓国も同じようなものなのだなと思った。機会があったら小説も読んでみたい。2025/03/27

りょう

6
食に関するエッセイ集になっているけど、在日韓国人2世の著者が、食の面だけでなく、さまざまな人生の選択のうえで、まさに日韓の間にあり、その中で過ごしてきた半生を語っています。知らないこと、びっくりすること、よく知ってる時代のこと、興味深く読みました。2025/04/01

し~ちゃん

2
エッセイは普段手にしないが、図書館で新刊が借りられたので手にした。韓流もK-POPも興味がない私は韓国は一度訪れたことがあるけど、それほど身近ではない。深沢さんの作品を読むことで韓国との歴史を少しは理解したいと思って読んできた。子供の頃、近所に住んでいたマキくんという子が韓国人と噂され、引っ越してしまったことを思い出しました。日本人として韓国との歴史を知っておくべきだ!と固く考えていたけど、このエッセイを読んで時代が変わって語り継ぐ人も拘る人も減っていくのかなと感じたし、肩肘張らなくていいのかも。2025/02/26

ゆうぴょん

1
この作者のエッセイは初めて読んだ。が、在日コリアンの生きづらさ等も強烈だったけれども、とにかく両親の束縛というか過干渉さにびっくりする。その中でも食べ物に特に焦点をあてて書かれるエッセイには美味しいものなのに、なぜか苦い思い出をよみがえらせたりするのは、何となく誰でもあるんじゃないかなぁ~と思ったりする。 2025/05/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22399867
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品