スーツアクターの矜恃

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スーツアクターの矜恃

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797674361
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0074

出版社内容情報

わずかな視界しか確保できない面をつけ、危険なアクションをこなし、感情まで表現する。
そんな特撮の真の主役、スーツアクターの世界を知れば、作品の見方が一変する。
歴史と秘話、海外との比較、待遇問題など、全方位から考察を展開するスーツアクター論。
総勢50人以上への長期取材と膨大な資料に基づく分析にとどまらず、『月光仮面』の大瀬康一、『ウルトラマン』の古谷敏、『仮面ライダー』の藤岡弘、をはじめ、新旧人気スーツアクターや関係者18人へのインタビューを掲載。「神回」を紹介するコラムも見どころ。

【目次より抜粋】
第一部 スーツアクターが注目される時代
第1章 もはや「中の人」ではない
「ざわつき」の震源はスーツアクター/その役に代理はいない
第2章 ハリウッドでさえ再現不可能
「カッコよさ」に国境はない/日本のヒーローがハリウッドに影響を及ぼす
インタビュー
大瀬康一/古谷敏/藤岡弘、

第二部 スーツアクターの確立
第3章 着ぐるみアクションの源流
ゴジラから受け継ぐ着ぐるみの演技/初めての巨大ヒーローを演じる
第4章 ヒーローの様式を築く大野剣友会
危険ゆえ惹きつけるアクション/「できません」が許されない現場
第5章 主役の集団化とJACの台頭
キャラクターを演じるために生まれてきた男/エスカレートを続けるアクション
第6章 完成へ向かう特撮アクション
熱演が波及する/人間離れした身体性はどこから
インタビュー
中屋敷哲也/岡田勝/岡元次郎/富永研司/高岩成二/浅井宏輔/縄田雄哉

第三部 スーツアクターを論じる
第7章 余人をもって代え難い特殊技能
表情のない面で感情を表現する/女性より女性らしい「女形」の極意
第8章 アクションを創る人
アクション監督・山岡淳二の功績/カメラマン・いのくままさおの技巧
第9章 演者たちの意識
影の立役者「兵隊」たち/正当に評価されるべき「国宝級」技能
第10章 本当の主役は誰か
然るべき「扱い」を/世界に誇る、もう一つの文化
インタビュー
坂本浩一/金田治/春田純一/喜多川2tom/蜂須賀祐一/福沢博文/和田三四郎/新堀和男

【著者略歴】
鈴木美潮(すずき・みしお) 読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局専門委員。1964年生まれ。法政大学を経てボストン大学卒。88年、ノースウエスタン大学大学院にて修士号(政治学)取得。89年、読売新聞社入社。政治部、文化部などを経て現職。
日本テレビ「イブニングプレスdonna」などに出演。特撮関係者を招くイベント「340 Presents」を2003年から主催。著書に『ヒーローたちの戦いは報われたか』(集英社クリエイティブ 2015年、文庫版2019年)など。

内容説明

ハリウッドでも真似のできない特殊技能で、視聴者を魅了するスーツアクター。歴史、スタント、文化、待遇問題、国際比較など、彼らの世界をあらゆる方向から論じる。

目次

第1部 スーツアクターが注目される時代(もはや「中の人」ではない;ハリウッドでさえ再現不可能)
第2部 スーツアクターの確立(着ぐるみアクションの源流;ヒーローの様式を築く大野剣友会;主役の集団化とJACの台頭;完成へ向かう特撮アクション)
第3部 スーツアクターを論じる(余人をもって代え難い特殊技能;アクションを創る人;演者たちの意識;本当の主役は誰か)

著者等紹介

鈴木美潮[スズキミシオ]
1964年生まれ。読売新聞東京本社社長直属教育ネットワーク事務局専門委員。私立雙葉学園から法政大学を経てボストン大学卒。在学中にアメリカ連邦議会下院議員事務所でインターンを経験。88年、ノースウエスタン大学大学院にて修士号(政治学)取得。89年、読売新聞社入社。政治部、文化部などを経て現職。豊島区国際アート・カルチャー都市プロデューサー。「ジャパンアクションアワード2019」特別功労賞受賞。日本テレビ『イブニングプレスdonna』や『ラジかるッ』に出演。現在はラジオ日本『よみラジ』に出演中。「日本特撮党党首」を名乗り、特撮ヒーロー番組の出演者やスタッフ、歌手を招いてのイベント「340presents」を2003年から主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

17
〝スーツアクター”について、その言葉が生まれる前からの歴史を書いています。とにかく、インタビューしている相手が豪華で、『月光仮面』の大瀬康一、『仮面ライダー』の藤岡弘、(この2人は主役も演じています)、『ウルトラマン』の古谷敏、中屋敷哲也、岡元次郎、高岩成二らは勿論のこと、坂本浩一、春田純一らも収録されています。特に春田純一のインタビューでは(続く2023/11/07

スプリント

11
スーツアクターだけでなくアクション監督やカメラマンのインタビューもありスーツアクターという存在を多面的に知ることができる。著者のスーツアクターへの愛が感じられる本。2023/12/01

才谷

3
昔は声優とスーツアクター、同じ裏方の扱いだったのにいつの間にか声優は表舞台に自分たちは昔と変わっていないという話が印象的。2023/12/09

コウみん

2
スーツアクタ-。特撮の世界では隠れているヒーローたちである。仮面ライダー、スーパー戦隊、ウルトラマンなど彼らがいるこそ特撮が作られる。有名なスーツアクターから親米のスーツアクタ―さんたちまで彼らの素直の話が聞ける。2023/11/23

私的読書メモ3328

1
著者の情熱に圧倒されます。インタビューも非常に読み応えがありました。「スーツアクター」という呼称は、確かに難しいところがあるなあ、と。呼称から推測される役割が限定されすぎなのは否めない反面、なかなか他に適切な呼称も思いつきませんしね。2024/03/07

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