さよなら、野口健

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さよなら、野口健

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797674071
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「2022年 Yahoo! ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」 ノミネート作品
野口健はモンスターか、善意の活動家か?
人が人に関わることの、真の意味を問うノンフィクション

野口健は登山家として「三・五流」なのか?
なぜ小池百合子をあれほど応援したのか?
さまざまな社会貢献を続ける本当の理由とは?

25歳でエベレストに登頂し、七大陸最高峰世界最年少登頂の記録を樹立。
富士山清掃などの環境活動、ネパール大地震の災害支援など、社会貢献に取り組む野口健。
18年間で3度、野口健事務所を辞めた元マネージャーが、訣別を覚悟して「アルピニスト」の素顔を描く。
これは、単なる評伝ではない。人と人とののっぴきならない関係を描く、新しいノンフィクションだ!

●本作に登場する人物
服部文祥、栗城史多、村上龍、八代英太、
石原慎太郎、橋本龍太郎、小池百合子……。

角幡唯介さん(ノンフィクション作家) 推薦!
「蟻地獄のような磁場に引き込まれてゆく著者の葛藤!  新しい人物ルポの誕生である」

佐々涼子さん(ノンフィクション作家) 推薦!
「一気読み必至! カリスマ『登山家』に魅入られた作者は、いったい何の山に登っているのか」

小林元喜(こばやし もとき)ライター。1978年、山梨県生まれ。法政大学経済学部卒業。早稲田大学大学院公共経営研究科修了。法政大学在学中より作家の村上龍のアシスタントとしてリサーチ、ライティングを開始。『共生虫ドットコム』(講談社)、『13歳のハローワーク』(幻冬舎)等の制作に携わる。卒業後は東京都知事(当時)の石原慎太郎公式サイトの制作・運営、登山家の野口健のマネージャー等を務める。現在に至るまで野口健のマネージャーを計10年務めるが、その間、野口健事務所への入社と退職を3度繰り返す中で、様々な職を転々とする。現在は都内にあるベンチャー企業に勤務。

内容説明

「登山家としては三・五流」なのか。政治家たちとの蜜月の真相とは。元マネージャーによる衝撃の書。

目次

第1章 頂の先にあるもの(縁切り神社;エスミ・ケン・ノグチ;母 ほか)
第2章 政治家への野望(三・五流;アルピニストとは?;受賞理由 ほか)
第3章 迷走の果てに(応援演説への流れ;赤ちゃんの泣き声;土下座 ほか)

著者等紹介

小林元喜[コバヤシモトキ]
1978年、山梨県生まれ。法政大学経済学部卒業。早稲田大学大学院公共経営研究科修了。法政大学在学中より作家の村上龍のアシスタントとしてリサーチ、ライティングを開始。『共生虫ドットコム』(講談社)、『13歳のハローワーク』(幻冬舎)等の制作に携わる。卒業後は東京都知事(当時)の石原慎太郎公式サイトの制作・運営、登山家の野口健のマネージャー等を務める。現在に至るまで野口健のマネージャーを計一〇年務めるが、その間、有限会社野口健事務所への入社と退職を三度繰り返す中で、様々な職を転々とする。現在は都内にあるベンチャー企業に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

115
私は一度だけ野口健さんとお会いしたことがある。飾らずしかも情熱的な人柄に魅了された。そんな野口さんへのさよなら?…元マネジャーによる、野口さんの虚像を剥ぐ露悪的な作品かと思いきや、そうではない。愛憎半ばしつつも惹きつけられてしまう野口健という人物の魅力と、彼に翻弄される著者の人生を語った一冊である。「「やりたい」と「やる」は違う」という野口さんの行動力。エベレスト清掃、富士山清掃、シェルパ基金、ヒマラヤ大震災基金、熊本地震テント村など、次々と社会に働きかける実行力は、売名行為との批判を超越して尊いと思う。2022/07/11

キク

67
七大陸最高峰世界最年少登頂した野口は、専門誌編集者に「登山家としては3.5流。登山史的には何の価値もない」とまで言われる。そんな野口のマネージャーを三回辞めた著者。ルポとしては著者自身を語りすぎていて、評伝としては愛憎が深すぎる。「別れた恋人へ送る最後の恋文」みたいだった。著者は村上龍のアシスタントとかもやってて「別れた彼氏が高スペックマウント」や、「さよなら」って上からの感じがウザすぎて逆に読んでしまう。(週刊文春を読んでしまう感じ)登山家としてはともかく、この本に写真提供する野口は確かに只者ではない。2023/02/26

あやの

46
野口健とは、自己実現のためのパワーを際限なく出し続けられる人物なのだろう。そのパワーは魅力的で、周囲にいると引き寄せられていくのかもしれない。でもその分、近くに居続けると疲弊していくものなのだろう。小林さんは野口氏のパワーに魅了されたが故に苦しみ続け、それでも離れられないジレンマの中で自分と彼を見つめていた。苦悩の中から生まれたこの作品だからこそ、彼の光と陰の部分をここまで書くことができたのだと思う。色々と批判される野口健氏だが、その行動力は間違いなく魅力的である。2023/11/26

つちのこ

45
現在の環境活動、社会貢献活動のトップリーダーとして活躍する野口健に手放しで拍手を送る一方で、登山家と名乗っていた野口に対して苦々しく思っていた自分がいた。山登りに明け暮れていた1990年代、8000メートル峰の全てが単独無酸素で登られた時代に、七大陸の最高峰に最年少で登った野口を知った。より困難な高みを目指すアルピニズムを標榜するクライマーたちは、自分もそうだが売名行為とも思えるその時代遅れの記録について冷ややかな目で見ていた。所詮一般ルートからの登頂などカネがあれば誰でもできるという、貧乏人の妬み⇒2023/11/17

45
どうして「さよなら」することになったのか…?気になって一気読み。野口健という強烈な個性を元マネージャー視点で綴ったもの。冷静な筆致の中に愛憎が交差する。「やる」と決めたら「やりたい」と宣言するのではなく「決まったこと」として既成事実化する。自分を信じ込ませて周囲を巻き込む。ちょっと小保方さんとかと共通するものを感じた。この個性が悪い方に作用すると詐欺師とかになっちゃうんだろうか。面白かった。2022/09/19

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