目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797673999
  • NDC分類 707
  • Cコード C0095

出版社内容情報




【紀伊國屋書店チャンネル】

「2022年Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞」受賞!
書店員が選ぶ、いちばん読んでほしいノンフィクションに。

発売直後から、数々の反響、すばらしいご感想が寄せられた本書です。

「目の見えない人とアートを見る?」タイトルへの素朴な疑問は、驚きとともに解消されます。白鳥建二さんと現代アートや仏像を鑑賞すると、現れるのはこれまで見えていなかった世界。

「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」
という著者の友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るユニークな旅は始まりました。
視覚の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと......などが白鳥さんや友人たちとの会話から浮かび上がってきます。
そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれて──。

軽やかで明るい筆致の文章で、美術館巡りの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクションです。
開高健ノンフィクション賞受賞後第一作!

岸田奈美さん(作家)推薦!
誰かとわかりあえない寂しさを、幸福な余白に変えてくれる本でした。

本書掲載作品:
ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、興福寺の仏像、風間サチコ、大竹伸朗、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》、Q&XL(NPO法人スィング、ヂョン・ヨンドゥの作品など。

・カラー作品画像多数掲載!
・カバー裏面に仕掛けあり!

川内有緒(かわうちありお)
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。
大学卒業後行き当たりばったりに渡米。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。
『バウルを探して地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で、新田次郎文学賞を、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞。
著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う。』(共に幻冬舎文庫)、『晴れたら空に骨まいて』(講談社文庫)、『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎)など。
白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー中編映画『白い鳥』、長編映画『目に見えない白鳥さん、アートを見にいく』の共同監督。
現在は子育てをしながら、執筆や旅を続け、小さなギャラリー「山小屋」(東京)を家族で運営。趣味は美術鑑賞とD.I.Y。「生まれ変わったら冒険家になりたい」が口癖。

内容説明

一緒に見る、その先に見えてきた世界とは―。

目次

そこに美術館があったから
マッサージ屋とレオナルド・ダ・ヴィンチの意外な共通点
宇宙の星だって抗えないもの
ビルと飛行機、どこでもない風景
湖に見える原っぱってなんだ
鬼の目に涙は光る
荒野をゆく人々
読み返すことのない日記
みんなどこへ行った?
自宅発、オルセー美術館ゆき
ただ夢を見るために
白い鳥がいる湖

著者等紹介

川内有緒[カワウチアリオ]
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。大学卒業後、行き当たりばったりに渡米。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞を、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

209
全盲の白鳥健二さんを美術館に案内することを通じて、美術鑑賞における「見る」ことの意味を突き詰める芸術論が展開されるのかと期待して読み始める。確かに、白鳥さんに説明することで、自分の目の解像度が上がるとともに、助ける・助けられるという単純な関係でなく、視覚障害者と鑑賞者の間に「対等な対話」が共有されたのは素晴らしいと思う。しかし、本書の物語は、障害者への行き過ぎた気遣いの弊害、優性思想、朝鮮人労働者、能力主義の冷たさなどに拡散してゆき、散漫な印象を拭えない。著者を含めた登場人物全ての善性には心打たれるが…。2022/11/16

tenori

149
ノンフィクション。盲人が美術館でアートを「見る」とは?大方の人がそう思い、まずは興味が先に立つ。たぶんそれで良いのだ。白鳥さん的には。白鳥さんは美術館の学芸員やキュレーター、友人、時にはワークショップで他人の視点でアートを解説してもらうことを繰り返す。白鳥さんは美術館という空間や雰囲気、そして人とのコミュニケーションが好きなのだ。そこに盲人か晴眼者かの垣根はない。優性思想、差別、偏見などにも飄々と自分の意見を述べる何とも素敵な方。小川糸さんの「とわの庭」と合わせて読むことを個人的にはお薦めしたい。2022/02/22

シナモン

145
白鳥さんと作品を見るということは、会話しながら…ということになるわけで、やはり美術館では静かに鑑賞したいと思ってしまう私は、心が狭いのかなとモヤモヤ。もちろんその辺のマナーあっての話だと思うが「うるさい」と注意を受けた後「美術館はあなたの占有物じゃない」と言い返したかったというところにちょっと違和感を感じた。しかし作品鑑賞に関しては自分自身、作品をよく見ているつもりでも、実はちゃんと見ていなかったのでは…と気づかされた。今度美術館に行くときは、隣に白鳥さんを感じながら丁寧にじっくりと作品を見ていこう。2022/01/10

遥かなる想い

127
全盲の美術鑑賞者白鳥健二さんと 巡る美術館の旅である。本書の各所に掲載される美術作品の写真が 印象的で 素直に楽しい。 白鳥さんと作品を見ると 今まで 見えなかったものが見えてくる…この 感動を丹念に綴っている、そんな本だった。 2022/06/26

mukimi

126
白鳥さんがとても魅力的。全盲の自分をありのまま受け入れ(その自分しか知らないから当然だと彼は言う)多くを期待しない様でいて、盲人がやってないことをやろうと美術館へ電話で何度断られてもアテンドを交渉したり、写真を撮ったり、人生という荒野を白い杖で飄々と歩く。特に肩書きの無かった彼に多くの人が引き寄せられ彼との対話を通して芸術を見直し自己の世界を広げる。全盲者と晴眼者が互いの世界を想像することは難しくとも、芸術を通して対話が生まれる時そこには魔法と呼べる程の交歓があり、人と人が通じ合う可能性に希望を抱かせる。2023/12/14

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