内容説明
今の時代にこんな純愛があるだろうか!連続テレビ小説『エール』で主人公のモデルとなった国民的作曲家・古関裕而と妻・金子。ふたりは文通のみで情熱的な恋をし、ひとたび会うなり結婚した!両親が残した往復書簡を元に、長男が綴った美しい愛の物語。
著者等紹介
古関正裕[コセキマサヒロ]
1946年古関裕而・金子夫妻の長男として東京都で生まれる。成城学園初等学校入学。65年早稲田大学理工学部に入学。70年日本経済新聞社に入社。98年早期退職後、バンドなどの音楽活動を開始。2013年父親・古関裕而の楽曲を中心にしたライブ・ユニット「喜多三」を結成しライブ活動をしている。2009年古関裕而生誕百年記念CD全集の企画・監修で日本レコード大賞企画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
29
古関裕而の足跡をたどる第2弾。前回、古関裕而の生涯についての本を読んだ時、この本の紹介があったので併せて読みました。夫婦になる前の二人のラブレターの内容を赤裸々に綴っています。今の時代ではラブレターだけで結婚まで漕ぎ着けるのは至難の技だと思いますが、お互い純粋な気持ちを何通にも通いあわせて結婚まで至るとは何とも恐れ入る感じです。来週、古関裕而の幻の楽譜を音にする(歌う)機会があるので、とても参考になりました。2020/08/25
マウンテンゴリラ
4
御子息が書かれた、芸術家としての古関裕而と、その妻である金子との、出会い、葛藤、結婚までの物語。主に2人の書簡を通して、ある意味赤裸々に、またある意味小説風にまとめられており、楽しんで読むことができた。テレビドラマでは、主人公とその物語をかなり庶民的に描いており、それはそれで十分に楽しめるが、本書では芸術家としての大成と恋愛との狭間での葛藤を、より強く読み取ることができた。しかし、彼が芸術を諦め恋愛と安定を選ぶ人生を選んだ、というわけでも無いだろう。当時の価値観からすれば、西洋の伝統音楽が芸術で、→(2)2020/05/23
つじつじ
3
すごい熱烈ラブレターでした。朝ドラとの違いもありました。すごいなー、文通で結婚!2020/06/06
takao
1
ふむ2025/02/06
びいなす
1
すごく熱烈なラブレターのやり取りで進んでいく。そしてやっと福島と愛知県豊橋の遠距離恋愛が終わったところで、お話もおしまい。ちょっと読んでて恥ずかしくなるほど、熱いおふたり、仲良さそうで羨ましい限り。天国でどう思ってらっしゃるか、ちょっと気ががり。 2021/10/04