蘇る天平の夢 興福寺中金堂再建まで。25年の歩み

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蘇る天平の夢 興福寺中金堂再建まで。25年の歩み

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797673623
  • NDC分類 521.81
  • Cコード C0095

出版社内容情報

興福寺中金堂再建までの25年の歩み


幼い頃、荒れ果ててしまった興福寺を見て哀しかったと語る著者・多川俊映(現 興福寺貫首)は、「自分の代で天平の頃の美しい伽藍を復元する!」と心に誓い、境内の整備に邁進してきた。
四半世紀の時を経て、2018年10月についに落慶となる中金堂の再建は、その中核をなす大事業。本書は、その再建に費やした25年間を丁寧に追った一冊。
まずとりかかったのは柱にする良質な太い木材を探すこと。現代の日本ではもはや見つけることができず、なんと!アフリカはカメルーンから輸入することを決断する。
その壮大な発想力と実行力からは、この大事業にかける貫首の情熱と執念が伝わってくる。


【目次】
はじめに
第1章 境内整備と中金堂再建を志すまで
第2章 ついに動き出した「天平の文化空間の再構築」
第3章 発掘調査と中金堂再建のプロセス
第4章 新たなる礼拝対象「平成の法相柱」再興
第5章 「材木」と「瓦」、職人の力を結集
第6章 至宝の仏像たち


【著者プロフィール】
多川俊映(たがわしゅんえい)
法相宗大本山興福寺貫首。1947年奈良県生まれ。立命館大学文学部を卒業後、89年より現職。18世紀初頭に消失した興福寺中金堂の再建に精力的に取り組む。
興福寺創建1300年を記念して開催した「国宝 阿修羅展」で全国に阿修羅像ブームを巻き起こしたことでも知られる。『心に響く99の言葉』『仏像 みる・みられる』など著書多数。

多川 俊映[タガワ シュンエイ]
著・文・その他

内容説明

平成元年(一九八九)、貫首となった多川俊映は“天平回帰”を胸に夢の実現に邁進する。やがて四半世紀の時が駆け抜け、二〇一八年十月丹色に染められた中金堂が落慶した。本書はその思いが結実するまでの再建事業のあらましである。

目次

第1章 境内整備と中金堂再建を志すまで
第2章 ついに動き出した「天平の文化空間の再構成」
第3章 発掘調査と中金堂再建のプロセス
第4章 新たなる礼拝対象「平成の法相柱」再興
第5章 木材と瓦、職人たちの力を結集

著者等紹介

多川俊映[タガワシュンエイ]
1947年3月6日、奈良県生まれ。69年立命館大学哲学科(心理学専攻)を卒業し、89年より興福寺貫首を務める。中金堂の再建など興福寺の天平の文化空間の再構成を目指した伽藍復興に精力的に取り組み、唯識仏教や仏教文化論にかかわる執筆や講演活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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24
百万遍の有難い言葉や文書よりも、実物を見て感じた方がその後に残る印象は間違いなく大きい。だからどんな民族でもせっせと有難いモノを創るし、失ったら復元しようと頑張ってしまうのは人類のDNAに埋め込まれた性のようなモノなのだろう。奈良や京都の寺院を散策していると落ち着くし、日本人に生まれてきて良かったなと思うので、この本で詳しく紹介されている興福寺中金堂再建のための60億円は納得だが、ただ日本国内では直径1mを超える木材はもはや入手困難だからアフリカまで探しに行かなければならなかったとは誠に残念。林業ガンバ!2020/09/22

Kikuyo

13
710年創建された奈良の興福寺中金堂の再建の歩みについて。年輪幅の均等な強度あるヒノキを海外から調達、「平成の法相柱」再建など興味深かった。コラム①「興福寺を去った仏像は」時代の流れの中、損傷を受けながらも奇跡的に残った仏像たちがたびたびの災禍をくぐりぬけてきたことを考えると文化財を守り伝えることの重みを感じさせられる。2020/12/28

ルアット

3
澤田瞳子さんの「龍華記」を読み終わったときに、たまたま図書館で見つけて目に止まった。何年か前に、興福寺から平城宮跡、唐招提寺と歩いた時の記憶が蘇ってきて、懐かしい思いがした。今思うと、よく歩いたなと思う。2019/01/01

まさちゃん

0
ちょうど興福寺の中金堂を見てきたばかり、よくわかりました。今のお堂はハイテクであり天平であり、そこにかかわっている人たちの思いが伝わってきます。2018/12/05

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