出版社内容情報
小型犬と太った中年男。ありえないコンビが様々な困難を乗り越え、冬季2シーズンで147峰を制覇。チャリティ冬山登山を成功させた。人生を変えた犬との友情、自然のすばらしさを描いた心温まる実話。
内容説明
アメリカ東部、ニューベリーポート。ひとりで新聞を発行する著者トムは、独身の太った中年男だ。ひょんなことから犬を飼い、初めて念願の家族を得る。ミニチュア・シュナウザーのアティカスと登山をはじめると、ふたりともたちまち夢中になった。アティカスはトムを先導し、山頂で悠然と景色を堪能する。山に通ううちに、疎遠だったトムと父親の距離も少しずつ近づいてきた。やがて友人のがんをきっかけにチャリティ登山に挑み、一シーズンで一二〇〇メートル以上の冬山、八一峰登頂を成し遂げ、多くの寄付を集める。ところが町に戻ると、アティカスの様子が急変した―。アティカスのおかげでどんどん変わる人生。トムは次の一歩を踏み出した。
目次
第1部 マックスウェルとアティカス(ドアが開くとき;「どこへいくときも連れていきなさい」;大きな変化 ほか)
第2部 闇を照らす光(事態の急変;「ひとりにするわけにはいかないんです」;アティカスの仲間たち ほか)
第3部 元の場所へ(新たな冒険;すぐそばにある魔法;フランコニア山脈の死神 ほか)
著者等紹介
ライアン,トム[ライアン,トム] [Ryan,Tom]
1961年生まれ。アメリカのマサチューセッツ州ニューベリーポートで、“アンダートード”紙を立ちあげ、10年以上編集発行に携わる。2007年に愛犬のアティカスと共に、ニューハンプシャー州ホワイト山地へ引っ越す。5年間で、アティカスと標高1200メートル以上の450峰を制覇。自身のブログや新聞等でアティカスとの体験を執筆している
金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授・翻訳家。1954年岡山市生まれ。児童書、ヤングアダルト小説からノンフィクションまで500点以上を翻訳。エッセイ、日本の古典の翻案、ブックガイドの監修、書評なども手がける
井上里[イノウエサト]
翻訳家。1986年、宮崎県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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