ショコラ―歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯

個数:

ショコラ―歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 571p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797673371
  • NDC分類 779.5
  • Cコード C0098

出版社内容情報

20世紀初頭の華やかなりしパリで人気随一の芸人となった元奴隷の黒人がいた。だが、芸は認められたが「人間」とは認められず、歴史から消え去った…。日本で公開の仏映画『ショコラ』の原作!




ジェラール・ノワリエル[ジェラールノワリエル]

舘 葉月[タテハヅキ]

内容説明

19世紀末の華やかなりしパリで、人気随一の芸人となった元奴隷の黒人がいた。だが、芸は認められたが、「人間」と認められることはなかった…。われわれの心にひそむ「差別」の根源を問う、真実のヒューマン・ドラマ!

目次

ハバナ生まれの若い奴隷の物語をいかにして発見したか
ショコラはビルバオで漂白されそこねた
ラファエルはいかにして「ショコラ」になったか
手ひどく殴られて
歴史家はなぜ主人公が悪魔との契約書にサインしたと考えたか
ショコラはうまく切り抜けた
世界の人気者
カラモコ・ドゥアッタラ
ラファエルはよく響く大笑いでどのように批判をはね返したか
なぜラファエルは不名誉な役を受け入れたのか〔ほか〕

著者等紹介

ノワリエル,ジェラール[ノワリエル,ジェラール] [Noiriel,G´erard]
1950年生まれ。現在、フランス社会科学高等研究院教授。フランスにおける移民史研究のパイオニア的存在であり、著書は日本でも高い評価を受ける。2009年頃から道化師ショコラの研究を開始し、研究者と芸術家が協力して文化促進をめざす非営利団体DAJAを立ち上げる。ショコラに関する演劇型講演の企画や、演出家マルセル・ボゾネの舞台『ニグロ道化師ショコラ』の脚本執筆を手がけてきた

舘葉月[タテハズキ]
1980年生まれ。フランス社会科学高等研究院博士(歴史学)。現在、日本学術振興会海外特別研究員として、ジュネーヴ大学で研究に従事。専門は、フランス近現代史、国際関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

103
読みすすめることがこれ程辛い本はそうないだろう。黒人への人種差別や奴隷制度が当たり前の19世紀末。怒りがこみ上げる記述が続くが、どうしようもない。これが人間の歴史なのだ。奴隷から道化師としてのし上がった「ショコラ」。芸が笑われるのではない。人間もどきの生き物を、蔑み貶め笑い者にする。作者は差別的な呼び名ではなく、本名だと思われる「ラファエル」で丹念にその胸のうちを想像する。最後まで人として扱われず、忘れ去られる男の人生。そこに希望があり絶望があったことを、しっかりと覚えていたい。真の笑いだけを求めたい。2017/04/11

sasha

4
歴史家って凄いわ。切れ切れの史料から一人の人間の人生を掘り起せるのだもの。19世紀末にパリの人々の間で人気を博した黒人の道化師「ショコラ」こと、キューバ・ハバナ生まれのラファエルの人生を丹念に再構築している。古い史料の差別的表現に憤ったり、出し物の内容を紹介する以外では一貫してラファエルと表記するところに好感が持てる。歴史家って名探偵でもなければならないんだなぁ。2017/10/16

takao

1
ふむ2021/05/03

スターガール

1
19世紀フランスの有名なサーカス団に所属し、道化師の役で一躍脚光を浴びた奴隷出身の黒人芸人ラファエルの物語。黒人が人間扱いされない当時社会のなかで、生きるために笑われる道を選んだラファエルのことを思うと本当に胸が苦しくなる。のちにコンビを組むことになるフティットでさえ、差別的な目を向けていた点も、問題の根深さを物語る。冒頭の「君が何について笑うかで、君が誰かが分かるだろう」という記述が頭から離れないが、読者としては第23章の出来事に救われ、著者のリサーチを通じてラファエルに出会えて良かったと思えた。2017/09/27

辺野錠

1
映画には興味があったのだが上映が終わっていたのでこっちを読む。そんなに馴染みが無い国の埋もれた人の話なので興味深く読んだ。黒人をネタにしたギャグが平然と言われていたというのが今から見ると信じられない。その生涯を追う中でロートレックやチャップリンが少し出て来るのが微妙に伝奇風味。主人公のラファエル以外に当時のサーカス事情など周辺の事についても深く調べているという感じだったので映画ではどうまとめられているのか気になった。2017/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11255603
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品