出版社内容情報
アルピニスト野口健の写真集、第2弾。2015年4月のネパール大震災に現地に居合わせ復興活動に奔走した野口が、自分を育ててくれたヒマラヤの自然とネパールの人々の暮らし、被災の様子を写しとる。
目次
Life
The Himalayas
The Earthquake
著者等紹介
野口健[ノグチケン]
アルピニスト、亜細亜大学客員教授、了徳寺大学客員教授。1973年、アメリカ・ボストン生まれ。亜細亜大学卒業。植村直己の著書に感銘を受け、登山を始める。16歳にしてモンブランへの登頂を果たす。99年のエベレスト(ネパール側)の登頂に成功し、7大陸最高峰最年少登頂記録を25歳で樹立。以降、エベレストや富士山に散乱するごみ問題に着目して清掃登山を開始。2007年エベレストをチベット側から登頂に成功。近年は清掃活動に加え、地球温暖化による氷河の融解防止にむけた対策、日本兵の遺骨調査活動などにも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
20
登山家・野口健さんの写真集。ヒマラヤの絶景、しかも、自分では到達できない山の上、いい景色がならび、野口さんの愛する山の世界が広がります。そこから、モノクロのページに一行、the Earthquake。そこから、一変。地震の爪痕が広がります。ベースキャンプの混乱から、崩れ落ちたヒマラヤの村の傷跡。。。直近の熊本の地震が重なります。2016/04/30
ASnowyHeron
16
最近読んだ小説を思い出しながら。そして現地の震災の傷が一日も早く癒えることを願う。2016/03/29
シカマル
7
久しぶりに写真集を手に取った。日本とは全く違う文化が写っていて衝撃を覚えた。後半の地震の写真は、確かに壮絶だったが、同時に写る人々の瞳からは生きるエネルギーが溢れているように感じた。2016/11/20
のり
6
世界最高峰から撮った写真の数々。風の強さや日差しの強さ、過酷な気候が伝わります。後半のネパール地震後の写真には絶句しました。2016/03/23
なかちゅう
5
写真の専門的なことはよくわからないけれど、引き込まれるような力を持つ本。アルピニスト野口健さんの写真集。山、空、雪、人、花、そしてラスト1/3ほどが震災後の写真。まえがきでは、エベレストの4,500M付近を縦断していた時に起きたネパール地震の壮絶な体験と、支援活動に至る心境がつづられている。変な表現かもしれないが、美しい山や花、人々の暮らし、そして地震の後の過酷さも含めて全てが、丸ごと〝ネパール″で、その厳しさの中に本当の美があるというふうに思った。2016/06/06
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