柔らかな海峡―日本・韓国和解への道

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797673050
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

TV、ラジオで活躍する気鋭の論客が困難を極める日韓関係とテロの時代を柔らかな視点で読み解く、新鮮で感動的な時評集。朝日新聞「WEBRONZA」の連載、政治学者の姜尚中氏との対談を収録する。

内容説明

テレビ、ラジオで活躍する気鋭の論客が、「困難を極める日韓関係」と「テロの時代の世界」を、柔らかで明確な視線で読み解く。「不寛容な時代」を生きる私たちの必読書。

目次

第1章 対立を超えて(「いつもの光景」を超えて―竹島(独島)を相互理解の契機に
希望を忘れた関係に未来はない―韓国人サポーターの横断幕に思う
潘基文・国連事務総長の発言は誤りか? ほか)
第2章 世界はどこを目指す(熱烈な愛国心と恒常的な恐怖―失われたアメリカの自由;アルジェリア人質テロで見過ごされた三つの問い;シリアの査察受け入れは薔薇色のゴールではない ほか)
第3章 後退に抗する(誰が法と制度を運用するのか?―在留カードの穴から見えた現実;日韓の選挙が明らかにした両国の姿;法の成り立ちから集団的自衛権を考える ほか)

著者等紹介

金惠京[キムヘギョン]
国際法学者。韓国・ソウル生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科より博士号。2007年からジョージ・ワシントン大学総合科学部専任講師、ハワイ大学韓国研究センター客員教授、明治大学法学部助教を経て、2015年から日本大学総合科学研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

21
本人は自分のことを中立と述べていますが、軸足は韓国の視点だと感じます。それを考慮しても一連の考えは韓国の思考をイメージするいい参考となりました。2024/08/01

信兵衛

7
現在の日韓関係を冷静に読み解くのに格好の一冊。2015/12/28

nizimasu

3
韓国出身の学者の中でも比較的穏健なイメージの金恵京さん。この本の中でも近年の慰安婦問題やヘイトスピーチなどにも言及しているが意外だったのが世界遺産についてかなり歴史的な成立の経緯を含めて分析している点でいわゆる瞬間湯沸かし器的なキャラクターの女史の学者とは一線を画していてそれほど注目を浴びないかもしれないけど控えめなキャラクターや慎重な論旨など好感が持てました。結局日韓の問題は2016年においては大きな問題ではなくなりつつある。それは互いに牽制しながらその独特な思考や歴史観を知ることができたからではないか2016/05/22

西澤 隆

3
率直に言って「読み終えてしょんぼりした」。あらためて日韓が「なぜすれ違うのか」をあの時代にまとめた呉善花さんは素晴らしかったのだと思う。考え方や習慣、歴史が違うからこそお互いのとらえ方は違い、悪気のないこと、当たり前のことが相手に「え?」と思われてしまう。それが積み重ねられて悪意が蓄積していくのは不毛だからこそ解きほぐしたい。そういう仕事をもうひと世代下の韓国の学者さんに期待したのだけれど。「こうしたほうが軋轢が少なくなる」という提案は正論。でもそれに疲れてしまった人たちへの処方箋が今は必要なのだと思う。2016/01/29

はせがーとも

0
筆者は韓国人だけど、公平な立場で書かれていると感じた。国同士の2017/03/07

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