出版社内容情報
人に騙されたり、間違ったことを信じたりしないための「懐疑主義」のすすめ。事実と虚偽を見極める「疑う=考える」技術。自らを騙そうとする脳のバイアスや、疑似科学への対処法を実践的に学ぶ。
内容説明
なぜ人は途方もない主張を、よく考えもせずに受け入れてしまうのか。
目次
懐疑主義の大切さを、学校や親たちは教えてくれない
脳という頭の中の不可思議な存在
おかしな思い込みを巡るツアー
食べること、動くこと、眠ることは、考えることにつながっている
よい懐疑主義者になる方法
著者等紹介
ハリソン,ガイ・P.[ハリソン,ガイP.] [Harrison,Guy P.]
科学ジャーナリスト。1963年、アメリカ生まれ。南フロリダ大学で歴史学、人類学を学ぶ。懐疑主義や科学的思考法についての著書を多数出版している
松本剛史[マツモトツヨシ]
翻訳家。1959年、和歌山県生まれ。1983年、東京大学文学部社会学科卒業。1990年よりフリーの翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りうかん
2
懐疑主義と書くと、如何にもなんでも疑ってかかる印象を受けるがそうではなくて。科学的な根拠や証拠が提示できない事実に対しては、迂闊に信じるべきではない。例えば星占い、バミューダトライアングル。例示されているものは確かに眉つばなものを含んでいるので、自分はだまされへんと思うかもしれない。でもこれが、権威ある学者がゆうているあるAという事実、やったならころっと信じてしまう人がいるのではないでしょうか。2015/03/21
kent6201
2
いかにアメリカ人が疑い、考えなくマスメディアを信じているか、ということの実例とそれらの嘘を交えて書かれた本。実際どのように懐疑主義者になればいいかは書かれてなかった(読み取れなかった?)。日本人も同じでしょう。ダイエット法や治療法などはちゃんとエビデンスを求めないといけない。けれど人間信じたいものを信じたいのです笑(人間のそのバイアスを考慮するようにちゃんと本にもありました)あ、昔、友人が言っていた究極のダイエット法を思い出した。「このチョコを1kcalと信じて食べる!!」その友人の末路ははてさて…笑。2015/01/28
林檎
1
評価3 2019/11/01
桔梗屋
1
偉い人が言ったから、みんなが言ってるから、「科学的」根拠があるから、好きな人が推してるから…人は様々な「根拠」で他者の主張を受容するけど、それはほんとにホントなのか。保留し検討し納得したいですな。検討のための武器をコンパクトにまとめた好著。2015/10/31
mita
1
よい懐疑主義者に2015/05/20




