出版社内容情報
40代、独身。都心のマンションでフクロウを飼い始める。書斎を自由に飛び回るフクロウとの奇妙な同居生活。癒やしの日々。ある日、ふとした隙に窓からフクロウが外に出て……。涙と感動の同居日記。
内容説明
名前は、コトバ。劇作家とフクロウの不思議な二人暮らしが始まった。感動の記録。
目次
1 フクロウが本当に飼えるんだ!
2 フクロウが家にやってきた!
3 コトバとの生活が始まった
4 ゴールデンウィーク
5 驚愕の事実…
6 コトバと暮らしてきた日々、そして、これからの日々
著者等紹介
高木尋士[タカギヒロシ]
1967年、山口県生まれ。劇作家。見沢知廉全作品の舞台化に取り組む。1985年、演劇活動を開始。2006年、「劇団再生」を結成。戯曲『絵の中の「荒野」』(新日本文芸協会刊)が、国際ブックフェア2006に推薦出展。また同作品は、新日本文芸協会戯曲賞を受賞。2009年、『四元数の月』でコスモス文学新人賞を受賞。脚本以外の仕事として、『劇的読書会』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
25
ここまま、まるっとことコトバを猫に替えたら、自分の姿な気がするぐらい、愛情たぷり。そして、ちょっとした苦労と、悩みが詰まった本。フクロウに魅了され、憧れ、憑かれた人間と連れてこられたフクロウの二人の生活が読んでて、ウルッと、クスッとくる。命つきるまで仲良く穏やかな日々が続くといいな。2015/08/20
りお
24
フクロウとの出会いと暮らし。 フクロウ可愛いしフクロウを溺愛する飼い主の親バカっぷりも可愛い。 大事件には読んでいてドキドキハラハラした。2023/06/26
怜
21
一気に読んだー。あなたが一度でも生き物と暮らしたことがあるのならきっと高木さんとちいさなフクロウコトバちゃんとの日々に、自分の姿を重ねると思う。一度もないあなたは、高木さんの目を通してその喜び、その苦悩を体験するだろう。フクロウの愛らしさ面白さに重ねる高木さんの日々の想い、芝居や脚本に対する気持ちが真夜中に対峙する自分のように身近に思える。2014/04/26
ダンスにホン!ころりん
6
20130430第1刷発行 130909読了 アフリカオオコノハズク 止まり木につかまったまま横になって寝てしまうとか、にゃーにゃー鳴くとか…ラブリーすぎる。三回めの「あうる」スポットで、「鑑賞者」を観た夜に目に飛び込んできた本。こういう偶然の出会いはたまらないなぁ♪2013/09/09
シケモク
6
ふくろうを飼うことになってからの展開はある程度読めてしまいましたが、ふくろうの描写が可愛いのと、主人公のふくろうへの愛情がひしひしと伝わってきました。装丁のふくろうの絵も可愛らしくて萌えました。ほっこりする一冊です2013/05/25