“おんな”の思想―私たちは、あなたを忘れない

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797672510
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

フェミニズムは賞味期限をすぎただろうか? それとも、そこから受け取るべき文化的遺産はあるのか? 過激だけれど知的興奮がいっぱい。東西「知」の名著を上野千鶴子が読みなおす。

内容説明

フェミニズムの賞味期限はすぎたのだろうか?血となり肉となったことばたち。

目次

第1部 “おんなの本”を読みなおす(産の思想と男の一代主義―森崎和江『第三の性』‐はるかなるエロス;共振する魂の文学へ―石牟礼道子『苦海浄土』‐わが水俣病;リブの産声が聴こえる―田中美津『いのちの女たちへ』‐とり乱しウーマン・リブ論;単独者のニヒリズム―富岡多惠子『藤の衣に麻の衾』 ほか)
第2部 ジェンダーで世界を読み換える(セックスは自然でも本能でもない―ミシェル・フーコー『性の歴史1 知への意志』;オリエントとは西洋人の妄想である―エドワード・W.サイード『オリエンタリズム』;同性愛恐怖と女性嫌悪―イヴ・K.セジウィック『男同士の絆』‐イギリス文学とホモソーシャルな欲望;世界を読み換えたジェンダー―ジョン・W.スコット『ジェンダーと歴史学』 ほか)

著者等紹介

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。東京大学名誉教授。立命館大学特別招聘教授。認定NPO法人ウィメンズ・アクションネットワーク(WAN)理事長。社会学者。女性学、ジェンダー研究の第一人者。常に時代をリードするフェミニストとして、講義、講演、執筆活動を続ける。近年は、老い、福祉、介護問題への提言など幅広い分野で活躍をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

73
高校図書館、新刊コーナーで借りました。東大名誉教授、ジェンダー研究の第一人者でフェミニストの上野千鶴子女史。以前、読んだ「おひとりさまの老後」は読みやすかったし、機会があって聴きに行った講演会も分かりやすくぶれない話し方に好感が持てた。が、この本が取り上げているフェミニズムの先駆者と言うべき人達の文が古くて固くて難しい。勿論今でもいろんな場で女性差別はあるが、昔よりは格段に女は強くなり家庭でのイクメンも増えた。時代は変わりつつある。上野氏曰く「わたしののぞみは『役に立たない人生を送る』ことだったのだ」2014/04/04

壱萬弐仟縁

17
産める社会を、産みたい社会を(82頁~)。こんな社会でない格差社会だから少子化。フェミニズム批評は、日本語圏に流入してから評判の悪い概念だった(134頁)。ジェンダー研究とは自らの性をも相対化しなければいけない気がしてくる。自らの性と異性の社会的位置づけ、相対化、一般化を図るのは難しい。「ほんとうに深い影響を受けた著作は、論文の文献目録にはあらわれないものだ」(148頁)。長年、社会学を専攻されてこられた先生の悩ましい部分だ。柳宗悦民藝運動は植民地主義を補充する実践というのはユニークな解釈(193頁)。2013/09/17

ケニオミ

13
上野千鶴子と言えば、日本におけるフェミニストの権化というイメージがあります。その彼女が影響を受けた書物を紹介しているが本書です。一時期ジェンダー関係の本を集中して読んでいたことがあります。そのため、ある程度バックグランドがあるのですが、どの本も読んだことがありませんでした。本書を読んで読みたくなったのは、石牟礼道子の「苦海浄土」(最近水俣関係の本を読んでいたせいかな。)と、サイードの「オリエンタリズム」(上野氏の「オクシデント=男性、オリエント=女性」説には唸りました。)でした。非常に興味深い本です。2013/08/01

あいくん

11
☆☆☆フェミニズムやジェンダーについての古典的な書物や人物について語っています。女の思想は女が紡いだことばであると上野さんは語っていますが、「紡ぐ」というのはすてきな言葉です。「まなびほぐす」という言葉もすてきです。いったん学んだことを自分にあわせて仕立て直すことです。上野さんはあとがきで、書物は読まれ続けることで古典となる、最初から古典となる本とそうでない本とがあるわけではないと言っています。 2017/10/17

kiho

8
石牟礼道子さんへの視点と思いには、深さを感じました☆女性の長い歴史を作者が見続けてきたことも…。2013/11/19

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