出版社内容情報
フェミニズムは賞味期限をすぎただろうか? それとも、そこから受け取るべき文化的遺産はあるのか? 過激だけれど知的興奮がいっぱい。東西「知」の名著を上野千鶴子が読みなおす。
内容説明
フェミニズムの賞味期限はすぎたのだろうか?血となり肉となったことばたち。
目次
第1部 “おんなの本”を読みなおす(産の思想と男の一代主義―森崎和江『第三の性』‐はるかなるエロス;共振する魂の文学へ―石牟礼道子『苦海浄土』‐わが水俣病;リブの産声が聴こえる―田中美津『いのちの女たちへ』‐とり乱しウーマン・リブ論;単独者のニヒリズム―富岡多惠子『藤の衣に麻の衾』 ほか)
第2部 ジェンダーで世界を読み換える(セックスは自然でも本能でもない―ミシェル・フーコー『性の歴史1 知への意志』;オリエントとは西洋人の妄想である―エドワード・W.サイード『オリエンタリズム』;同性愛恐怖と女性嫌悪―イヴ・K.セジウィック『男同士の絆』‐イギリス文学とホモソーシャルな欲望;世界を読み換えたジェンダー―ジョン・W.スコット『ジェンダーと歴史学』 ほか)
著者等紹介
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。東京大学名誉教授。立命館大学特別招聘教授。認定NPO法人ウィメンズ・アクションネットワーク(WAN)理事長。社会学者。女性学、ジェンダー研究の第一人者。常に時代をリードするフェミニストとして、講義、講演、執筆活動を続ける。近年は、老い、福祉、介護問題への提言など幅広い分野で活躍をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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