出版社内容情報
受講料525万円のエリート養成講座とは?
なぜ日本の一流企業はこぞって、中谷巌が主宰する「不識塾」に幹部候補生を送り込むのか? 知られざる「エリート養成学校」のカリキュラムの一端がついに明かされる!
内容説明
名著「資本主義はなぜ自壊したのか」の出発点はここにあった。「日本一小さな私塾」でビジネスエリートたちは何を学んでいるのか?自らを知り、未来を識る―そのための羅針盤が「リベラル・アーツ」だ。
目次
1 「ポスト資本主義」時代を歴史から考える
2 グローバル人材のための「民主主義原論」
3 比較文明史から考える「日本の未来」
4 不識塾で学んだ保守主義の意味
5 西田哲学とスティーブ・ジョブズ
6 異文化を知るにはまず宗教から
7 「日本人らしさ」の逆説
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
33
一見、ビジネスとは無縁のテーマを取り上げる。日本文化の真髄、中国史、イスラームとか(8頁)。2012年度課題図書一覧(18-19頁)では、梅棹忠夫『文明の生態史観』中公文庫。中谷氏の『資本主義はなぜ自壊したのか』集英社。西田幾多郎『善の研究』講談社。トッド『帝国以後』藤原書店。ウォーラーステイン『アフター・リベラリズム』藤原書店。ベック『危険社会』法大。野中郁次郎『流れを経営する』東洋経済などが気になる。リーダーに重要なのは、本質に根ざした教養や哲学を持つこと(32頁)。2016/04/17
中島直人
4
日本の指導者が世界で指導力を発揮できない、信用されない理由は、宗教や哲学といったリベラルアーツの知力の低さが原因とする。自分自身の思考形態を鑑みても、軸といえる一本の筋がなく何でも相対的に考えていて、100%の真実や善などあり得ないと考えている。そんな自分が一神教の欧米人と同じレイヤで議論出来る筈がないというのは尤もか。ただ、そのような日本人の思考回路こそが、グローバル化が進む現在の世界には、最も必要とされている存在なのではないか。日本人はそのことをしっかり自覚し、積極的に主張していくべきではないか。2013/06/22
☆ツイテル☆
3
フライヤー2022/01/28
桜
2
5年以上?ぶりの再読本。この本をきっかけに何冊か本を注文したので、また色々読み進めていこうと思う。2023/05/04
Hiroki Nishizumi
2
著者の書き方が子どもっぽいというか、昭和的価値観の固まりで馴染めないのだが、推薦図書については追って読んでみたい。2017/10/11
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- 和書
- にゃんそろじー 新潮文庫