争うは本意ならねど―ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797672015
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

出版社内容情報

サッカーを裏切ることは、絶対にしていない!
ドーピングの罪を着せられたJリーグの我那覇選手とドクター。──巨大組織の圧力に立ち上がり、自らの冤罪を晴らした我那覇和樹選手と、組織の枠を越えて彼を支えた人々の、友情と勇気の物語。

内容説明

一通の手紙が、我那覇のもとに届いた…。彼は、なぜ立ち上がったのか?冤罪事件の真実が、いま明かされる。

目次

第1章 誤報
第2章 異議
第3章 論争
第4章 遠い道
第5章 我那覇への手紙
第6章 美らゴール

著者等紹介

木村元彦[キムラユキヒコ]
ジャーナリスト、ノンフィクションライター。愛知県生まれ。『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える』(集英社刊)で、第16回ミズノスポーツライター賞を受賞。2011年日本民間放送連盟賞テレビ報道部門東京地区審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あちゃくん

81
気骨のジャーナリスト木村元彦さんによる、我那覇選手のドーピング冤罪事件のルポルタージュです。最終的には我那覇選手の名誉が回復されてよかったよなと思いつつ、失ってしまったものがあまりに大きいよなと考えさせられました。我那覇選手を追い込んでいってしまった人たちの何が大義かを見失い自己保身に走る姿の醜さを、大義やその大義が守られないことに対する義憤のために身を粉にして働いた人たちの尊さを、胸に刻んでおこうと思いました。2014/05/25

ミリオン座

21
練習後に正当な医療行為としての風邪の点滴を受けたら、その内容を間接的に聞いたサンケイスポーツの記者がドーピングと報道。所属チームもJリーグも選手本人や点滴をおこなった医師に事情を尋ねることなくドーピングと判断し、選手は出場停止の処分を受けてしまう。Jリーグはプロ野球に比べて健全だと思ってましたが、権力が集中する中枢部分は前近代的な組織であることが理解できました。奇跡が奇跡を呼ぶ展開にノンフィクションであることを忘れ、感動を受けました。2013/09/08

エスパー

16
Jリーグの闇を忠実に再現した秀作。費用の面も考えCASまでは話を持っていかないだろうという機構側の打算をチームプレーで見事に打ち破ったところは非常に痛快でした。聖マリアンナ医大 青木医師、この名前だけは忘れません。 マスコミの報道も自分たちがミスリードしていた部分もあったためか後はかなりトーンダウンしていた記憶があります。恐るべしジャーナリズム。2013/09/30

にゃみ

15
想いはめちゃくちゃたくさんあるんだけど、うまく言葉にならない。とにかくJリーグ側の対応のひどさが本当にあり得ない。日本だからかな、メンツとかタテ社会とか、そんなんじゃいつまでたっても日本は世界に出ていけない。チームドクターの方々や選手やサポーターや我那覇の先輩の大変さの10000分の1もわからないけど、それでもそこにすごく感情を揺さぶられた。 鬼武さんは唯一取材を受けていたけど、ほかの当事者二人はどういう気持ちなのか、それこそ、我那覇のように逃げずに私たちにちゃんと向かってコメントを出してほしいです。2012/10/02

ひろ☆

14
ドーピング冤罪事件。自分の行動や言動に責任を取れない人が多すぎる。 2015/10/06

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