内容説明
2期連続囲碁名人挑戦。天才の素顔と成長の記録。
目次
第1章 名人戦に躍り出たわが弟子
第2章 出会いと入門
第3章 修業の日々
第4章 開花、躍進
第5章 ついに頂点へ
第6章 私が見た名人戦
第7章 わが弟子に託す夢
第8章 特別対談 「ヒカルの未来は裕太がつくる」(「ヒカルの碁」原作者ほったゆみVS井山裕太)
著者等紹介
石井邦生[イシイクニオ]
昭和16年10月20日生まれ。福岡県出身。昭和29年日本棋院院生。昭和31年入段、同年11月二段。昭和48年、49年本因坊戦リーグ入り、昭和53年九段。昭和57年、平成2年名人戦リーグ入り。棋聖戦最高棋士決定戦進出4期。平成5年テレビ囲碁番組制作者会賞受賞。日本棋院関西総本部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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安国寺@灯れ松明の火
6
井山さんが19歳で名人に初挑戦するまでの記録。師匠である著者を始め、周囲のあらゆる人の予想を凌駕する速さで強くなっていった様子が描かれています。師匠になるとき、親切に教えるあまりに自由な発想をおさえ込んでしまうことだけは絶対にしないと決めた、というのは興味深いところです。親にしろ師匠にしろ、準備できるものはガードレールぐらいなのかもしれません。酷なようですが、ガードレールは道の一部で、道そのものは本人が何とかするしかない。子供が大きくなるにつれて、私もそんなことを考えるときがあります。2013/11/02
hideo
5
現在5冠。張栩棋聖に挑戦中。どちらの棋風も好きだけど。どうなるのだろう?興味津々。2013/01/20
Kei
3
まだまだ強くなりそうな方ですよね。注目!!囲碁、将棋対談とかもこれから出版されるといいのに、なんて。ミーハーな私です。2011/01/14
SU
1
良い意味で師匠バカ。愛情、信頼関係が素晴らしいです2017/03/13
ybhkr
1
将棋の羽生さんと並んで気になる存在井山裕太。本人ではなく師匠から見た井山さんの本。棋譜はむずかしくてちょっとわからなかったんですけど、とにかく井山さんはクレバーでありながら礼儀正しく勉強熱心。よく、ちくんくんの名前が出てくるのはやはりレジェンドに近いから?というより、すでにレジェンドなのかもしれないなあ。ほったゆみさんとの対談、ほったさんリード。井山さんはヒカルなんだ。だから気になるのかも。井山さんの勝敗はヒカルの勝敗かあ。しかし、井山さん、そこになんのレスポンスもない(笑)了解ってことでええんかな?2015/06/18