内容説明
日本各地どこの学校にも人々の興味をそそる“七不思議”がある。「僕」は無為に過ぎていく大学生活の半ばで、自分の通うキャンパスにも一風変わった七不思議があると知った。校庭の大桜・第二実験室の標本・図書館の霊。「僕」が暇潰しで毎日利用していた“大イチョウの下のベンチ”にも二十年前の悲恋にまつわるとある言い伝えがあった…。ベンチで出会った音と「僕」との間で起こった出来事を繊細な感性で綴った物語。
著者等紹介
吉田一石[ヨシダイッセキ]
1984年兵庫県豊岡市出身。奈良県奈良市在住。大学生、エンターテイナー。近畿大学農生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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