内容説明
ダイナミックなスケールで描く近未来SF小説2編。「蒼きイカロスの翼」―2015年。クローン技術の進歩により、拒絶反応のない臓器移植や再生医療の研究が進められていた。4年前、息子『翼』を4歳の誕生日に亡くしたクローン技術の第一人者、如月雄馬の研究室ではある秘密の研究が行われていた。翼は生きているのか?『フライトの日』とは?「トパーズは光速を超えて」―本来死ぬ運命にあった母親や妻がそれを免れていた。その「からくり」を知った光太郎は生後7ヶ月で失った娘、優香を救うため今、時を越えて旅立った。
著者等紹介
SHINYA[SHINYA]
1959年福井県生まれ。内科医として病院勤務のかたわら2003年より執筆活動を開始。2004年秋に処女作「風の通り道―風間俊介診療録―」を出版
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