内容説明
終戦後、焼け跡で寄り添うように生きた四人の戦災孤児たち。ある日、米軍の機銃掃射に遭い、信吾は実の妹のように面倒を見ていた公子をかばって命を落とす。残された公子ら三人は生きぬくことが使命のようにその後五十数年を生きた…。生きることの意味さえ分からなかった子供たちの幸せとは。戦争に翻弄された子供たちを描く感動の戯曲。
著者等紹介
林一郎[ハヤシイチロウ]
1932年東京都生まれ。明治大学文学部卒業。1940年児童劇団「子供町」に入り、子役として舞台出演。以後、演劇活動にのめり込むが、大学卒業後、就職のため演劇活動を中断。1992年より児童劇脚本研究会こまの会の同人となる。大人も子どもも一緒に観られる芝居をという姿勢で劇作活動を行う。日本劇作家協会会員、児童劇脚本研究会こまの会同人
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