内容説明
父・謙二郎をたずねてフランスへと降り立った少年・典之は、中世の宮殿モンタール宮の天井に描かれた「だまし絵」のなかから抜け出した天使・ミシャエルとシモンに出逢う。そのころ、同じくモンタール宮殿のだまし絵に描かれた邪悪の化身・ゾッドが、とんでもない悪事をたくらんでいた。なんとかゾッドの計画をくい止めようと作戦をねった典之たちだが―人間を恨むゾッドの裏にある本性とは?そして、ミシャエルとシモンの運命は?フランスを舞台に繰り広げられる少年と天使たちとの交流から、人間の内面をまざまざと映し出した、児童文学作家・柴山雅俊の第二弾小説。
著者等紹介
柴山雅俊[シバヤママサトシ]
1943年生まれ。栃木県在住。法政大学卒業
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