内容説明
まだ世の中に「センター試験」という妙な入試制度がなかったころ―。「原宿・渋谷・青山」という、きらめくような街を頂点にした青山学院は学生たちの「エデンの園」だった。正門をくぐれば毎日新しいドラマがはじまり、その舞台の上では、みんなが主人公で暮らせる夢空間があった。まるで小学生のころ両親から買ってもらった「三十六色の色鉛筆」のように。個性豊かな学生たちは光り輝き、青山通りで、チャペルの前で、学食で、学友たちと新しい物語を作り出していた。そんな時代を実力派著者が描いた青春小説の王道。
著者等紹介
宇並優一[ウナミユウイチ]
1959年横浜市出身。産経新聞本社記者職を経て、現在フリーライターとして活躍。代表作に、「グランドゼロで始まった交換日記」(第20回新風舎出版大賞)などがある
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