内容説明
一九九七年初頭に表面化した金融恐慌。それは、バブル時代の負の遺産である銀行の不良債権処理の先送り体質が危機を深めた結果だった。本書は、盤石と思われてきた大手二十行体制の崩壊の過程と二十一世紀に向けた再編、再生の奔流を追ったドラマである。著者の豊富な知識と経験に培われたストーリーは現実よりもリアルでまさに日本の近未来を予言した経済クライシス小説の決定版である。
著者等紹介
一条徹[イチジョウトオル]
本名・矢部欽治。1946年(昭和21年)、熊本県生まれ。京都大学法学部卒
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