内容説明
日本は世界一~二位の巨大石油消費国であるにもかかわらず、石油が世に出るまでの物語はほとんど知られていない。“歴史上のイフ”では、なぜ日本の技術者がかつての植民地旧満州で大慶油田を見つけることができなかったかを考察。石油会社に勤務して世界各国での石油探査・開発・生産に従事した著者しか書くことのできない貴重な実用書。豊富な写真、図版、データを用いてわかりやすく解説している。大人はもちろん、石油の未来を日本の子どもたちにも読んでもらいたい必読の一冊。
目次
1 歴史上の“イフ”
2 浅層と深層
3 石油が世に出るまでの物語り
4 石油地質学の近代化
5 テーティス海の遺産
6 石油は何からどのようにして出来たか。
付録 恐竜は生きている。
著者等紹介
菊池良樹[キクチヨシキ]
1953年東北大学理学部卒業。地質学・古生物学専攻。石油会社勤務、主としてノース・スマトラ(インドネシア)、ロレスタン(イラン)、ウェスト・バクル(エジプト)の石油探査・開発・生産に従事。1981年、石油技術協会賞受賞。1929年生。理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。