内容説明
―歌で思いの丈を表現してきた僕にとって、声を失い、その自由を奪われたことは大きな不運でした。筋ジストロフィーの歌手が声を失った。しかし、様々な出会いと「スピーキングバルブ」を得て、ついに肉声と希望を取り戻す。悲しみと喜びの織りなす感動のエッセイ。
目次
オープニング 出会いはたからもの
第1部 筋ジストロフィーの少年
第2部 車イスのシンガー&ソングライター
第3部 気管切開・声を失う
第4部 ドラマティック・デイズ
第5部 出会い・優しい人ばかり
著者等紹介
土屋竜一[ツチヤリュウイチ]
1964年、長野県佐久市生まれ。75年にデュシェンヌ型筋ジストロフィーと診断される。ラジオのパーソナリティーを経て、85年からはシンガーソングライターとして、コンサートを中心に活躍。98年、呼吸不全の悪化で気管切開、24時間の人工呼吸器使用となる。現在は在宅ケアを受けながら、音楽創作に復帰、講演にも挑戦
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