内容説明
典子の29歳の誕生日、ストレスで頭に十円禿ができ、やりがいを感じていたアパレルの仕事からビヤパブの店長に左遷させられ、恋人にはふられてしまう…。「こんなはずじゃない」という焦燥のなか、本当の自分とは?―愛とは?―友情とは?―自分の生きる道とは?―と人生に疑問を感じつつ、あちこちにぶつかって傷を作りながらも、毎日を精いっぱい生きる女性を、山口智子が等身大で演じた大ヒット作。第13回向田邦子賞受賞。芸術選奨文部大臣賞受賞。
著者等紹介
鎌田敏夫[カマタトシオ]
『俺たちの旅』『金曜日の妻たちへ』『男女七人夏・秋物語』『バブル』『武蔵MUSASHI』などのテレビ脚本の他に、『戦国自衛隊』『里美八犬伝』『いこかもどろか』等の映画脚本、『恋愛映画』『柔らかい心』『BODY&MONEY』などの著作、『マディソン郡の橋』などの戯曲がある。1994年『29歳のクリスマス』で、第13回向田邦子賞、芸術選奨文部大臣賞をW受賞
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感想・レビュー
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sayosayo
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最初の方をパラパラと読んだ。 私が小学生の頃、このドラマがやっていたのは知っていて、母は見ていた。 私はこの少し前までアメリカにいて、マライアキャリーの歌が好きだった。 やっと、この本を読む時間が取れたが、なんだかもう、時代が古すぎて、あと、日本って本当に昔は「女性は働かない」だったのね。。。>< そして、母の時は25歳までに結婚、と言う感じだったみたいだけど(1985年頃)、1994年には30歳までには結婚になったのかな。 というか、みんなが商社に憧れるのも昔のドラマの影響なのではないかと思った。2021/01/11