内容説明
詩や芸術が何であるのかは知らない。手法や技巧についての事も知らない。僕は唯自分の心を素直に吐き出す必要があったのだし、人間の存在理由についても知りたかった。そこには思いのほか深い矛盾があるように感じられる。景色が言葉となって襲い掛かるような言い得ぬ苦しみを僕は味わった。しかしあらゆる矛盾と苦痛をも乗り越えるべく大いなるエレメントをも、僕らは持っているのではないだろうか―。詩人、益田敦煌が現代人に突きつける、魂のメッセージ。
目次
浮世
道上の落ち葉
詩人へ
灼熱
暁
古代魚
三種の神器
錯乱
無題
天使と悪魔〔ほか〕
著者等紹介
益田敦煌[マスダトンコウ]
1979年生まれ。神奈川県出身。会社勤めの傍ら、執筆活動を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。