内容説明
療養生活中、医者からよく大いに笑え、「笑う門には福来たる」、笑うことは健康の元である―。こんなことをよく言われたものだ。そんな療養生活の記憶をたどってみると、病院での思い出、看護婦への恋心、療友とのやり取りが、つらい療養生活の中でも、思わず吹き出してしまうような笑い話となる。暗い世相の昨今、読者の皆様に少しでも笑いをおくり、明るい気持ちになっていただけたらとの思いがいっぱいなのです。
著者等紹介
宮本勇[ミヤモトイサム]
茨城県筑波郡(現・つくば市)出身。昭和11年6月3日、靴商の長男として生まれる。谷田部町立中学校卒業後、昭和31年11月に上京。昭和39年2月(東京オリンピックの年)に肺結核で倒れ入院。七年間の療養生活を送る。退院後、町工場及び百貨店に勤務、61歳の停年を迎え、その後、親会社の駅の清掃員となる。平成13年6月に2回目の停年で退職し、現在に至る
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