内容説明
一九九七(平成九)年七月二九日、逃亡殺人犯福田和子は、時効成立の二一日前に逮捕された。二〇以上の偽名を使い、整形手術で顔を変え、したたかに逃げ続けていたが、あっけない最後となる。同僚であったスナックホステスを殺害し、金品を奪ったうえ郊外の山林に埋めた罪で全国に指名手配されてから、実に一五年もの間、逃亡生活を続けていた。―逮捕から八年後、脳梗塞で死亡。五七歳であった。
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部卒業。1970年、週刊文春の特派記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。1983年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけ、著書は300冊以上にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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