内容説明
豊臣秀吉に仕えた戦国武将で、後に播州龍野藩の藩祖となる脇坂安治の生き様、そして苦悩を描く。関が原の合戦時、脇坂安治は葛藤の末に西軍から寝返り、朋友の大谷吉継を死に至らしめた。それから二十五年。家督を子に譲り引退を決め込んだ安治の隠居所に、義兄の西洞院平時慶が訪ねてきた。僧侶となった時慶と酌を交わしながら、安治は自身の半生について語り始める。
著者等紹介
須田京介[スダキョウスケ]
1933年生まれ。高知県安芸市出身、兵庫県神戸市在住。中央大学法学部卒。元・神戸新聞総合出版センター社長。現在は神戸芸術文化会議および兵庫神戸CSの会メンバー。兵庫県の文化向上のため尽力している。兵庫県のガイド関係や震災関連などのジャンルを中心に多数の著書を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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