内容説明
日本のマスメディアの歴史から、現在のジャーナリズムの実情、さらにはテレビ、インターネットなどを考察。誤報、やらせ、虚報の実例を挙げ、“ニュース”の問題点を指摘。二大新聞の記事内容の比較により日本のマスメディアの質的向上を問いかける。
目次
第1章 近代日本ジャーナリズムの黎明―時事新報と世論形成(商業ジャーナリズムの萌芽;福沢の生きた時代;自国の独立と他国への侵略;ジャーナリスト福沢)
第2章 現代メディア考(メディアの刷り込み効果;新聞;テレビ;インターネット;誤報;やらせ・虚報)
第3章 メディア理論(ニュースは作られる;擬似環境;議題設定機能;沈黙の螺旋)
第4章 二大新聞イラク戦争報道の考察(社論の展開;開戦後の世論の変化;今後の課題)