内容説明
中世のキリスト教美術に土着の祈りが聞こえてくる。鑑賞前に知っておきたいロマネスクの約束事、図像の読み取り方を、写真や図を交えわかりやすく解説したロマネスク美術の入門書。
目次
1 ロアール河のほとり1(ジェルミニ・デ・プレ教会―聖櫃(アーク)
サン・ヴノア・シュル・ロアール修道院教会―塔屋と柱頭彫刻 ほか)
2 シュール河からシャトールの南へ(サン・テニヤン小教区教会―限定空間の造形/奇跡/マグダラのマリア;サン・マルタン教会(ノアン・ヴィック)―ユダの接吻/エルサレム入城/最後の晩餐 ほか)
3 ロアール河のほとり2(サン・サンフォリアン教会(アゼール・リドウ)―オム・アルカード
サン・ニコラ教会(タヴァン)―カインとアベル/黄泉に下るキリスト ほか)
4 ポワティエの周辺1(サン・ジュアン・ド・マルヌ修道院教会―黙示録;ノートル・ダム・ラ・グランド教会(ポワティエ)―飾られた妻壁ファサード ほか)
5 ポワティエの周辺2(サン・ニコラ教会(シプレー)―聖ニコラ/賢い娘と愚かな娘/写本
サン・ピエール大聖堂(アングレーム)―ローランの歌 ほか)
著者等紹介
金子倖子[カネコサチコ]
造形作家。1939年、東京都生まれ。武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科卒。伊豆高原在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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