内容説明
世界中で、北海道と東北三県(青森、秋田、岩手)のみに生息するニホンザリガニは、古くからアイヌの人たちから「手袋をはいた神様」と呼ばれてきた。戦後、豊かになった日本人は自然と上手に共生する知恵を忘れ去り、神様はその姿をなかなか現さなくなっていった…。北海道で10年以上にわたり、ニホンザリガニを調査・観察する著者が、大人から子供までに向けて書いた「ニホンザリガニ」入門書。
目次
白、青、桜、レッドクロウ…
幸せなアメリカザリガニたち
ザリガニは手袋をはいた神様
ザリガニが手袋をはいた神様と呼ばれていた頃の北海道
子どもの頃のザリガニとの思い出
ザリガニの生息分布のふしぎ
減り続けるザリガニたち
著者等紹介
北川雅一[キタガワマサカズ]
1951(昭和26)年北海道赤平市出身。ニホンザリガニ調査観察家。1995年頃からは主に道央や礼文島でザリガニの調査・観察を本格的に始める。『ザリガニは手袋をはいた神様』で、第24回新風舎出版賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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