内容説明
農民が、武士とは決して結婚を許されなかった時代。政争に敗れ、城を追われた士族の家に生まれた少女波留は、幼くして両親を亡くし、農家で弟をかばいながら、苛酷な運命を生き抜いていく。江戸時代中期、見沼干拓事業に携わった少女の流転の生涯。埼玉県に残る史実に基づいた物語。
著者等紹介
長谷川美智子［ハセガワミチコ］
鹿児島県鹿児島市生まれ、埼玉県さいたま市在住。１９６７年東京教育大学（現筑波大学）文学部卒業。現在、佛教大学大学院国文科修士課程の通信部に在学中。文藝春秋ベスト・エッセイ集入選（９０、９１、０４年版）、毎日児童小説賞、埼玉県文芸賞、新風舎出版賞フィクション部門・優秀賞など、受賞多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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