内容説明
敗戦と同時に青酸カリの小瓶が全員に手渡された。北満の病院看護師ら日本女性百五十人が捕虜となりシベリアへ。異国の寒空に放り出された乙女たちの壮絶抑留記。
著者等紹介
佐藤一子[サトウイチコ]
本名・佐々木一子。1927年、宮城県気仙沼市生まれ。仙台タイピスト学院卒業。両親とともに渡満後、三江省公署に勤める。1945年、陸軍病院に召集され、終戦にともない、軍とともに抑留される。帰国後、三十代から五十代にかけ、郵便局や電話局などにアルバイト勤務。その後専業主婦のかたわら、体験談的なものを地方紙に投稿。現在はコーラスグループなどでも活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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