内容説明
宇宙を行き来しながら、“優しいことば”の対話を繰り返す感覚装置。一方通行の道などないんだと語りかけてくる22編。
目次
生き方がここにもひとつ―毎日無数に現れる岐路
感情表現―人は喜怒哀楽の四色ボールペン
悲しいときに考えること―すごく生きたいから意識する死
二度と逢えない女性のこと―きっと僕の顔を覚えているその女性
ピッチャーピーマン―今誰かが何処かでしているキス
大気圏―二十一世紀の薄汚れた空気
昨日の僕の夢―みんな持っているハート型の島
きすがすき―誰にでもある初恋の記憶
にんげんがおおきなまるにしがみついている―あの星と同じ形の風船
虹を製造する工場―地上にも架かる七色
草履―今でも時々父と飲む安い焼酎
還―年を重ねるたびに幼くなる母
人生のリレー―生きているとすぐに乾く喉
海辺にて―ふたりで泳ぐ深夜の暗い海
夕方―カラスが烏になった時の孤独感
階段楽器―僕がいちばん上手く弾ける楽器
Petit gateau(プチガトー)―僕はパティシエ詩人
来夢(らいむ)―大失恋からやっと立ち直った僕
回想電車―に、新しい一歩を踏み出す勇気
冬服のベリー―を、与えてくれた冬の果実
一方通行―階段のように登る楠
大きな森へ―木々に育まれる僕の詩
著者等紹介
つつみ潤[ツツミジュン]
1974年東京都大田区生まれ。幼少時にアスファルトで転び、地球を舐めた感想を医師に求められ言葉を探したという経験から、詩的世界に惹かれはじめる。誰もが共感できるライトな言葉の可能性を模索し、新鮮でオリジナリティ溢れる詩の創作に励む日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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