内容説明
ある一人のオジンが限りある命を前にして何を考え、最後までどう生きたかを、同世代の人に読んでもらいたい。病を抱えている人にも。教師として長年かかわった若い人にも読んでもらえれば、何より望むところである。こんな一人の教師がいたこと、戦中から戦後へと生きた人生の先輩のメッセージとして、何かを感じ取ってほしい。
目次
オジンまさきの教育暦
“仰げば尊し”オジンまさきの思い出の中の“わが師の恩”
えこじなオジンまさきは美しい日本語を死守したい!
私たち夫婦の歩みオジンまさきののろけ話
今の仏教はなんとお釈迦さまを裏切っているのだ!
“奈良の地名について”古い歴史がそこに生きている
わが愛する洛北の寺・蓮華寺
アイルランドを変えた19世紀半ばの大飢饉
ベルギー再訪
オジンの平均的な一日ストレス、ゼロで余生を楽しむ〔ほか〕
著者等紹介
松村正樹[マツムラマサキ]
1929年三重県生まれ。京都大学文学部史学科卒。奈良県立畝傍、郡農、奈良女子大付属高校の世界史の教諭、副校長を歴任し、定年の2年前に退職。バベル翻訳学院に通学、その後同学院の講師を務める。99年に肺がんを告知され、6ヵ月入院。退院後「オジンまさき瓦版」を発行。02年に肺がんを再発して入院する直前まで531号を知人に発送。04年9月、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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