内容説明
海に沿ったみなと通りに、一軒の帽子屋があリます。店の主人は、アイさんという初老の婦人です。アイさんは夫のこうさくさんに先立たれ、たったひとりで店を守り続けています。今は、半ば楽しみながらの帽子作り。ひっそりと息づいている店に、心惹かれるように訪れてくるのは…。みなと通りの帽子屋アイさんが頼まれる仕事はいつも不思議なことばかり。
著者等紹介
須藤さちえ[スドウサチエ]
香川県に生まれ、少女時代を小豆島で過ごす。ノートルダム女子大学文学部卒業。現在大阪府在住。『ねこ月の三十二日』で、偕成社第三回「絵本とおはなし」新人賞、童話部門推奨作品賞を受賞。海を題材にしたファンタジー作品を多く執筆している。同人誌「きらく」所属。日本児童文芸家協会会員
オオノミホ[オオノミホ]
イラストレーター。1973年、東京都生まれ。1994年よりイラストレーターとして活動。主に本の装画・雑誌のイラスト・広告パッケージなどを手がける。子どもや家族、江戸時代を題材にした作品を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。