内容説明
阪神淡路大震災、怒りと絶望、そして無力感に苛まれながらも、人々の小さな努力の積み重ねが大きな力となり、まちは復興していった。その過程には、報道されることのなかった市井の人々の悲痛な叫び、優しさ、力強さがあった。
目次
カウントダウン
予測不能
仔犬
手
人間が人間を必死になって助けた日
月と星
サイレントシティー
春一番
不通
阿修羅のごとく〔ほか〕
著者等紹介
北村和仁[キタムラカズヒト]
兵庫県芦屋市在住。学生時代から詩というという形で時代状況を表現してきた。1995年1月、自宅において阪神淡路大震災の震度7の直撃を受け、人生の大きな転機に立たされた。以降、被災地各地を定点から見つめ続けている。2000年に震災体験を基にした自作詩集を発表。2005年被災地芦屋市で友人と朗読劇を開催
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。