里に移りて―手紙と日記に遺された集団疎開の記録

里に移りて―手紙と日記に遺された集団疎開の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797469349
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

あの時代、確かに大局的には、私達は「銃後の小国民」として、誤った教育をうけたのかもしれない。だが、ミクロな部分では、家庭・学校・社会の三者が密接に連携し、実にきめ細かい配慮で私達を守ってくれたことを骨身にしみて感じずにはいられない。集団疎開の記録。

目次

一九四四年七月から九月 集団疎開に向かって(七月 防空訓練の夏;八月 僕達の疎開先が決まる;九月(一) いよいよ出発)
一九四四年九月から十二月 集団疎開と中学入試(九月(二) 集団疎開の生活が始まる
十月 父、休暇をとり、弟の疎開先を訪ねる
十一月 母、面会にきて、帰途、弟を訪ねる ほか)
一九四五年一月から四月以降 その後の記録(一月 疎開地の正月;二月 口頭試問の練習開始;三月 神戸へ帰る ほか)

著者等紹介

中村茂隆[ナカムラシゲタカ]
1932年生まれ。神戸市東灘区在住。作曲家、エッセイスト。1956年3月に東京藝術大学音楽学部作曲科卒業後、神戸大学に勤務。同大学名誉教授。現在はオペラを中心に創作活動を続けている。1958年1月文部省主催第十二回芸術祭作曲奨励賞。1986年1月昭和六十年度大阪文化祭奨励賞(オペラ『信天妻』に対して)。1994年10月神戸文化賞。2000年11月兵庫県文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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