内容説明
“ごく並”のサラリーマンが胸にしまった衝撃の「おれ流」人生。大正末期、正月元旦に生まれた福島の農家の次男坊。定年間際のある日、役員から嘱託扱いで特殊任務を持ちかけられ、74歳で職を辞すまで総会屋対策に奔走した男が、長い沈黙を破り自らの次男坊人生を静かに、熱く語る。
目次
第1章 幼少期
第2章 後楽園界隈
第3章 陸軍野砲隊
第4章 戦後
第5章 東京本店
第6章 結婚
第7章 四十代
第8章 総会屋対策
第9章 裏社会
第10章 八十路への旅
著者等紹介
佐藤次男[サトウツグオ]
1924(大正13)年1月1日福島県生まれ。1937年高等小学校卒業後上京し、学業の傍ら運輸会社、電力会社に勤務。1944年法政大専門部卒業。この年、大手繊維メーカーに入社、同時に兵役で陸軍に入隊。復員後の1946年、同社に復社。以降の勤続年数は通算52年。定年後の1998年に74歳で退社するまで、同社の総会屋対策で重要な役割を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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