内容説明
不登校、家庭内暴力、多動、キレる、いじめ、非行、摂食障害…子育て受難時代に1つの答え。これまで“いい子”なので大丈夫と思っていませんか?児童精神科医が20年の治療経験から再登校例などをわかりやすく紹介。
目次
1章 幼年期(物の与え方―幼年期に『親子の信頼』と『生きることの楽しさ』を 不登園と不登校の違い;幼年期遊びは『子どもの天下』に 昔は『近所デビュー』、今は『公園デビュー』 ほか)
2章 小学校時代(昔は『外遊び』、今は『テレビゲーム』;純粋に夢追える時代 ほか)
3章 中学校時代(テレビゲーム無制限で不登校解決―本当に欲しい物を与えられているか?;『無気力』や『自立性低下』のサイン ほか)
4章 高校時代(不登校の特徴と対策―精神病の合併に注意を!教室登校の必要性;拒食症、過食症について ほか)
著者等紹介
二階堂正直[ニカイドウマサナオ]
1945年北海道旭川生まれ。北海道大学工学部電気工学科卒業。NEC勤務の後、同大学電気科助手。32歳時に北海道大学医学部進学過程に入学。38歳時に同大学医学部付属病院精神神経科で研修。1984年滝川市立病院に勤務。不登校児の治療や児童・思春期外来の設置を経て、児童・思春期問題研究会、算数・子育て勉強会を発足。精神保健指定医、日本児童青年精神医学会認定医。2005年4月から、滝川市で「にかいどうメンタルクリニック」を開院予定
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感想・レビュー
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ミニ吉田
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著者は家庭内暴力や不登校などの問題を抱えた子供を持つ親に対して①ゲーム無制限②家庭での勉強を強制させない③欲しがるものはなるべく買ってあげる、という基本スタンスなのだが、そりゃこれをやれば一時的には子供のストレスが緩和されて良くなったように見えますよ。しかし根本的な解決にはならない。問題を抱えた家庭には外からは見えにくい闇があり、実は親の側に濁った土壌を作り出す原因があることが多い。それを見ずして①〜③のステップではい解決!というのはあまりにも浅はかというか…木を見て森を見ずという言葉がピッタリである。2022/05/18