内容説明
むかしむかし、ねことさかなはなかのいいともだちでした。くるひもくるひも、うたをうたったりおどったりふたりはたのしくおしろでくらしていましたとさ。そんなあるひねこがびょうきになってしまいました。さあさあ2ひきはどうなるの?第8回新風舎えほんコンテスト大賞。
著者等紹介
ひだのかな代[ヒダノカナヨ]
イラストレーター。1960年宮城県仙台市出身。現在札幌市在住。札幌大谷短期大学保育科卒業。講談社フェーマススクールズクリエイティヴアート特別専科卒業。「花新聞ほっかいどう」レギュラーイラストレーター他、北海道を拠点として広く活動している。『ねこがさかなをすきになったわけ』で第8回新風舎えほんコンテスト大賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
102
さかなとの出会い、病気が治ったわけ、そしてねこがさかなをすきになったわけ.... 赤い色のねこが登場するなんて、別の星のお話しと思わせる絵本でありながら、"だからねこはさかながすきなんだね" と本気で信じられるような素敵なお話しです。 歌が好きなさかなが歌う "げーんきーを だーせーよ" ねこたちはきょうも、さかなとの約束を守って元気だしているかな?2019/08/27
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
95
昔、地球のどこかで空から猫が落ちてきた。これが地球ではじめての猫だった。猫はどこかの国の王様に飼われてたいそう可愛がられた。毎日おいしいケーキを与えられて暮らした。ある日、猫はお城にやってきたさかなと友だちになった。さかなはが歌う歌を聴くと猫は幸せになった。でも、毎日ケーキばかり食べていた猫はだんだん調子が悪くなり、ついに病気になってしまった……。北海道を拠点に活動しているひだのかな代さんのちょっとひねた猫の表情が魅力的。猫とさかなの美しい友情がステキです。2004年12月初版。2015/10/29
紫綺
45
この世で最初の赤いねこ。大事に大事に育てられ、食が偏り病気になって、さあ大変!助けてもらったお魚さん、命を賭してねこのお口へダイビング‼元気を出せよと歌うたう♪元気になった赤いねこ、それから魚を好んで食べる食べる。代々食べるようになったとさ。2019/10/27
たまきら
25
オタマさんが表紙借り。「ああ、この本好きだったよね」と言ったら「そうだっけ?ロクに似てるよね!」母「前もそういって借りた気がする…」読み終わった感想は「子どもたちは赤くないんだね」前もそんなこと言ってなかったっけ?オカンは最後のページで困った顔の王様に大笑い。…前もそんなこと言ってなかったっけ?2018/03/30
yumiha
21
読み友さんレビューで「ねこ」「絵本」とあるとつられてしまふ。十二支のネズミの裏切りのような展開を想像していたが、かなり違った。むしろ『ねこはしる』(工藤直子)に近い?でも、『ねこはしる』の方が好きだな。2016/08/27