内容説明
難解な吉本思想を“戦争体験の思想化”という視点から生涯に即してわかりやすく論じる。
目次
第１部 少年吉本隆明（今氏塾での黄金時代―資質のめざめ；自立への旅立ち―東北の自然と宮沢賢治；学徒動員―愛国と死）
第２部 青年吉本隆明（敗戦―絶望と苛酷；負号からの再出発―転位と自立；闘争開始宣言―戦争責任論と転向論；安保闘争と敗北―擬制の終焉；思想家吉本隆明の誕生）
第３部 吉本隆明の思想と構造（体験の思想―体験実感主義；大衆の思想―大衆自立主義；方法の思想―弁証法的構造主義；詩（文学）の思想―言語理論
知（社会）の思想―幻想理論
信（宗教）の思想―信の構造理論
未（イメージ）の思想―イメージ理論）
著者等紹介
梶原宣俊［カジワラノブトシ］
１９４６年、福岡県生まれ。７１年、熊本大学法文学部社会学科卒。読売新聞西部本社を経て、広島移動大学（ＫＪ法）事務局長。７２年、広島ＹＭＣＡ研修センター所長。９２年、広島ＹＭＣＡ国際ビジネス専門学校校長。９８年、福山ＹＭＣＡ館長。９９年、広島ＹＭＣＡ副総主事兼務。０３年、福岡ＹＭＣＡ総主事となる
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