内容説明
郷愁と追憶を現代の言葉に代えて。洗練された表現でまとめられた二十篇の詩集。第21回新風舎出版賞ポエトリー部門奨励賞受賞作品。
目次
ふるさとのオレの空
疾走する列車で
鞄
滑落の詩塊
棒
地下道から
盂蘭盆
腹を見せても恥ずかしくない
石垣
囁き小僧
呪文
不思議な被り物をしたトンボ
文学の影
石の上の立派な名前と川トンボ
虚と実
橋の名前
肉体の思い
歩きながら本を読んではいけない
「麗子」の果実
壁の穴
著者等紹介
吉田敬[ヨシダケイ]
1941年、広島県生まれ。関西大学文学部英文学科卒業。小中学校の教員歴34年、小学校校長の赴任歴もある。退職後、広島大学大学院文学研究科修了
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