内容説明
アッちゃんが小学生になったころ、日本は戦争をしていました。そのうち敵の飛行機は、アッちゃんの住んでいる町まで爆弾を落とすようになりました。とてもあぶないので、子供はいなかへ行くことになったのです。やがて戦争が終わりましたが、食べものや着るものがたりない苦しい生活が何年も続きました。それでも元気にたくましく生き抜くアッちゃん。そこにはまずしくても楽しく生きていこうとするゆたかな心があったのです。―戦中戦後をかけぬけたひとりの少年の物語。小学校高学年。第２１回新風舎出版賞奨励賞受賞作品。
著者等紹介
おくだあつし［オクダアツシ］
１９３６年名古屋市生まれ。愛知学芸大学卒業後、公立の小・中学校に勤務。その後、名古屋市立鳴子小学校長を経て退職。現在、児童書を中心に執筆活動を続けている
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