内容説明
谷をへだてて、こちらがわの高原の森のパン屋さん(トトロ)の庭からのぞむ生石高原の姿。ゆるやかに傾斜しながら、どこまでも伸びる稜線。悠然と動かざる姿。時の流れが止まったような大自然の懐。かさかさにきしんでいた心も、生気をとりもどすひととき。都会の中でふと見つけた自然、郊外にひっそりと残された自然、旅先にあって心の風景・思い出との出会い、自然の中に分け入って自然のふところに在り、身も心もいやされる自然―そんな折々の自然詠、全154句。
目次
1部 心に残る情景(自然との出会い;ふるさとは遠くに在れど)
2部 俳句でつづる四国八十八ヵ所(旅の日は;八十八ヵ寺にて)
著者等紹介
中川房子[ナカガワフサコ]
1946年10月27日、山口県下松市笠戸島に生まれる。執筆現在は兵庫県伊丹市に住む。公務員(兵庫県立の養護学校)。第一回全京都自費出版コンクールにて審査員奨励賞受賞著書『実践随想集・ゆうがおひらくように』(光陽印刷株式会社)あり
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