内容説明
高田馬場という町には、自分たちの夢をかなえるために、「大学受験」という修行をする、見習い中の「夢売り魔法つかい」がたくさん暮らし、彼らは妖精と呼ばれていた。―美しい筆致で描かれる青春小説。
著者等紹介
宇並優一［ウナミユウイチ］
１９５９年神奈川県横浜市生まれ。熊本市在住。本名・宇並雄一。青山学院大学文学部日本文学科卒業。産経新聞本社校閲部記者職を経て、高校教諭を１６年間務めた後、現在フリーライター。記者時代に遭遇した桑田、清原ドラフト事件を厳しく斬った『窓のない星』（彩図社）や、世界貿易センターで富士銀行員としてテロ事件に遭遇した実姉の体験記をもとに書いた『グランドゼロで始まった交換日記』（第２０回新風舎出版賞受賞）など、話題作が豊富である。著書に『青山の３６色の色えんぴつ』（第１回新風舎文庫大賞入選）などがある
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